2021年 7月1日  イガクサ



【@草丈が短いササの群落の中に生育していました】
21.7.1 撮影

      イガクサ Rhynchospora rubra〈毬草〉(カヤツリグサ科 ミカヅキグサ属) 花期は7〜9月。
     日当たりのよい低湿地に生える一年草または短命な多年草で、
     叢生し、地下茎は発達しない。
     茎は長さ20-70cm、幅1-2mm、鈍3稜形で平滑。
     葉は根生し、葉身は線形で幅1.5-3mm。
     花序は1個で頂生し、頭状、球形または半球形で幅10-17mm、
     多数の淡黄褐色の小穂からなり、
     総苞片は5〜10個で葉状、開出する。
     小穂は卵状披針形、やや扁平で長さ6-8mm。
     小穂の鱗片は6〜8個つき、卵形から披針形、長さ6-6.5mm、鋭頭。
     花柱は分岐しない。
     刺針状花被片は3〜6本、果実の半長で、上向きにざらつく。
     果実は倒卵形で長さ1.3-1.8mm、平滑、上縁に短い毛があり、
     嘴は小さい円錐形で帽子状、8〜10月に熟す。
     本州(千葉県以西)〜琉球、朝鮮半島・中国・台湾・インド・スリランカ・
     東南アジア・オーストラリア・太平洋諸島に分布する。
     和名は〈毬草〉で、その頭状花序の小穂がとがっているのを栗のいがに見立てたもの。        
      − 改訂新版「日本の野生植物 2」 −  

【A高さは20cmほどです】
21.7.1 撮影
                                 
【Aを拡大しました −総苞片は5〜10個で葉状、開出する
21.7.1 撮影

【Aを拡大しました −刺針状花被片は3〜6本、果実の半長で、上向きにざらつく
21.7.1 撮影
秋吉台草原では普通に見られますが、手近な図鑑には記載がありません。

* * * * * * * おまけ* * * * * * *

【B、今日、オオキツネノカミソリの開花を確認しました − 帰り水で】
21.7.1 撮影

※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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