10月10日 イヌセンブリ


【@2003年、イヌセンブリをここで初めて確認ました】
   11.10.10 撮影
今年も小型ながら15株に花がついています。
   
      イヌセンブリ〈犬千振〉(リンドウ科 センブリ属) 花期は10〜11月。
     センブリに似るが苦味がなく本物でないという意味でつけられた名。
     山の明るい湿地に生える高さ5〜30cmの1年草。
     葉は倒披針形で長さ2〜5cm、幅がセンブリより広く、先は鈍い。
     花は白色で淡紫色のすじがあり、色、大きさ共センブリに似るが、
     蜜腺の周りの毛が長く蜜腺がよく見えない。
     萼片は花冠と同長〜少し短い。


              【@を拡大しました − 色、大きさ共センブリに似るが
                           11.10.10 撮影
                「蜜腺の周りの毛が長く蜜腺がよく見えない」

             【A今日開花した2株目 − 咲いていた花は一つです】
                         11.10.10 撮影
                      【Aに近づいて撮りました】
                         11.10.10 撮影
                     「萼片は花冠と同長〜少し短い」

 イヌセンブリを初めて確認した時にそばの田で稲作を行っていた人は、数年前に寝たきりの生活になられ、主に作業をしていた奥さんも通所介護の身と聞いています。
 現在稲を作っている方は除草剤を散布されず、田の周りの草を刈られますので、いつかの年のように生えていたイヌセンブリが枯れてしまうという心配はありません。
 「ずっと、今の人だったら良いのにな」と。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。