イチビ Abutilon theophrasti〈別名キリアサ〉(アオイ科 イチビ属) 花期は6〜8月。 インド原産といわれ、繊維をとるため古く中国を経て渡来した。 畑や荒れ地、河原などに生える1年草。 茎は高さ50-100cm、上部で分枝し、束状の軟毛や腺毛がある。 表皮は繊維質で、容易に切れることがなく強靱である。
葉は互生し、長い柄があり、心臓形で顕著な掌状脈が5〜9個ある。
葉身は先が急に狭まって鋭くとがり、基部は深い心形、ふちには低い波状の鋸歯がある。
茎の上方の葉腋に橙黄色で直径約2cmの花を開く。
花弁は5個、広倒卵形、基部で合着し先は少し凹む。
雄しべは多数、花糸の下半部は合着して袋となる。
【A茎の上方の葉腋に橙黄色で直径約2cmの花を開く】
16.7.19 撮影
【@を拡大しました − 葉身は心臓形で顕著な掌状脈が5〜9個ある】
16.7.19 撮影
【@を拡大しました − 長い柄があり、葉身は先が急に狭まって鋭くとがり、基部は深い心形】
16.7.19 撮影
【B花弁は5個、広倒卵形、基部で合着し先は少し凹む】
16.7.19 撮影
「雄しべは多数、花糸の下半部は合着して袋となる」
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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