イボタノキ〈水蝋の木〉(モクセイ科 イボタノキ属) 花期は5月〜6月。
山野の林縁に普通に見られる高さ2〜4mの落葉低木。暖地では冬も葉が落ちないことがある。葉は対生。長楕円形で全縁。先はとがらず丸みを帯び、基部はくさび形。質は薄く光沢はない。新枝の先に長さ2〜4cmの総状花序を出し、白い小さな花をつける。花冠は長さ7〜9mmの筒状漏斗形で、先は4裂する。果実は長さ6〜7oの広楕円状球形で、10〜12月に紫黒色に熟す。
林縁や草原のブッシュでよく見られるイボタノキ。
秋吉台のイボタノキは、冬でも葉が緑色を保っている株、赤茶けた葉をわずかに残している株、全部葉が落ちてしまった株など、様々です。
06.1.6 撮影
果実の形はネズミモチに似ていますが、大きさはネズミモチよりずっと小さいです。
【こんな時もありました】
05.5.26 撮影
「花は長さ7〜9o。雄しべは2個で、葯は花筒から少し突き出る」
【こんな時もありました―開花確認した日】
05.5.11 撮影
1月6日(金) 午後歩いたら、曇りから雪に。 車の外気温は2℃→0℃。
日差しがないので花が開いていたのはノボロギク・ナズナくらいで、苦し紛れにイボタノキを撮り、書きました。
土壌のやせたところや石灰岩地に生え、葉の先が鋭くとがり、雄しべが花冠から突き出ない「サイゴクイボタ」を図鑑で知りました。
これは秋吉台にありそうですね!
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