ホザキザクラ〈穂咲き桜〉(サクラソウ科 ホザキザクラ属) 花期は5〜6月。
琉球列島、鹿児島県の日当たりのよい林縁や道ばたに生える高さ3〜16cmの1年草。
全体に腺毛が生える。
根生葉は卵形か楕円形。
下部の葉は柄があり、卵形または卵状楕円形で鈍歯牙があり、
長さ1〜2cm、幅0.7〜1.2cm。
上部の葉には柄がなく、卵形または卵状楕円形。
茎の上部に白色の花を2〜10個、まばらに総状につける。
花は直径4〜5mm。半ばまで5中裂し、裂片は広倒卵形で先はへこむ。
10.5.25 撮影
「茎の上部に白色の花を2〜10個、まばらに総状につける」
【花は直径4〜5mm。半ばまで5中裂し】
10.5.29 撮影
「、裂片は広倒卵形で先はへこむ」
【下部の葉は柄があり、卵形または卵状楕円形】
10.5.25 撮影
「鈍歯牙があり、長さ1〜2cm」
林縁ののり面で見つかったのは6年前でした。
その時は「斜面が真っ白」と言ってもいいくらいにたくさん咲いていましたが、表土が崩れやすい場所のため、年々少しずつ個体数が減ってきていました。
その上、昨年7月大雨で大きく崩れ、今春は低温で発芽が大幅に遅れ、ポツポツと小さな葉が出ているのを確認した時は、ホッと胸をなで下ろしました。
今年の開花は5月22日で、これまでで一番遅い開花です。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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