| ホザキノフサモ Myriophyllum spicatumL.〈別名キンギョモ〉 (アリノトウグサ科 フサモ属) 花期は6〜9月。
 池や沼などに生える多年草。
 茎は細長く伸びて、枝を分け、長さ30-150cmときに3mにもなる。
 水中にある葉は輪生し、4個、卵形で長さ1-3cm幅1-1.8cm、
 羽状に深裂して、裂片は糸状で12〜20対。
 花期は5〜10月。
 頂生する穂状花序は水面より抜き出て直立し、
 上部に雄花、下部に雌花をつけ、長さ3-8cm。
 雄花は先に開き、花弁は淡紅色、楕円形で、長さ1.5-2.5mm、雄蕊は8個。
 雌花の萼筒は長さ0.5-1mm、裂片はごく小さいか、ときにない。
 果実は4分果となり、分果は長楕円形、長さ1.7-2.5mm、背面は褐色。
 南千島・北海道〜琉球にあり、北半球の温帯〜亜熱帯に広く分布する。
 和名は〈穂咲房藻〉または〈金魚藻〉である。
 − 改訂新版「日本の野生植物2」 −
 【@を拡大しました − 水中にある葉は輪生し、4個、卵形で長さ1-3cm幅1-1.8cm、羽状に深裂】
 20.8.22 撮影
 (4枚輪生ではなく、対生しか確認できません)
 【A卵形で長さ1-3cm幅1-1.8cm、羽状に深裂】
 20.8.22 撮影
 
 【Aを拡大しました − 羽状に深裂して、裂片は糸状で12〜20対】
 20.8.22 撮影
 
 【Bまもなく立ち上がる穂状花序が写っていました】
 20.8.22 撮影
 
 【C開花前の穂状花序 − 友人が棒でたくり寄せてくれました】
 20.8.22 撮影
 
 【Cを拡大しました −頂生する穂状花序は水面より抜き出て直立】
 20.8.22 撮影
 今年はまだ開花確認していないホザキノフサモ。
 花序が立ったのを見てホザキノフサモと分かっていたようで、勉強不足が身にしみました。
 秋吉台日記が何日も更新できなかった原因は、
 毎日毎日、ありとあらゆる水生植物の図鑑と画像を開いては、悩んでいたからなのです。
 私は、いたって健康ですから・・・(笑)(汗)
 
 ※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
 学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
 
 
  
 
  
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