7月19日 ホウライカズラ 


【@初めて見た3年前とは、随分つるが小さくなっています】
   (300mm望遠レンズで) 10.7.19 撮影

昨年まで見られた高く登ったつるはなく、風で揺れるヤブツバキ・
イヌビワの枝の間に見え隠れする2つの枝しか見えませんでした。

   
      ホウライカズラ〈蓬莱葛〉(マチン科 ホウライカズラ属) 花期は6〜7月。
     暖地の常緑樹林内に生える常緑のつる性木本。日本固有。
     葉は対生。葉身は長さ6〜11cmの卵形〜長楕円形。
     先は鋭くとがり、基部はくさび形。ふちには鋸歯はなく、大きく波打つ。
     質は皮質で、表面は光沢があり、裏面は淡緑色。
     葉腋に白い花を1〜2個つける。花冠は深く5裂し、裂片は反り返る。
     雄しべは5個。花糸は短く、5個の葯が接して花柱を取り囲む。
     果実は液果。直径1cmほどの球形。11〜12月に橙赤色に熟す。

     名前の由来/蓬莱山は中国の伝説に登場する不老不死の地とされる霊山。
     珍しいつる植物だったので、蓬莱山にちなんで蓬莱葛の名がつけられた。

   
                   【@を拡大しました】        
 10.7.19 撮影
葉腋に白い花を1〜2個つける。花冠は深く5裂し、裂片は反り返る

@の花 − 別の画像  
10.7.19 撮影
雄しべは5個。花糸は短く、5個の葯が接して花柱を取り囲む

Aもう一方の枝
10.7.19 撮影
Aを拡大しました】        
10.7.19 撮影

今回、ここには望遠レンズを付けたEOS20Dしか持って来なかったのですが、正解でした。

  ここに来るには私の身長より高いササやススキをかき分けなければいけませんが、今年はそれがとてもおっくうで大儀がるので、見かねた友人が鎌を手にして同行してくれました。
 「これが『藪こぎ』でないなら、この世に藪こぎというものは存在しないよね」と、二人で道を作りながら進んだお陰で、今年も無事にホウライカズラを見ることができました。
 Mちゃん、ほんとにありがとうございました。


※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。