タイワンホトトギス Tricyrtis formosana Baker〈台湾杜鵑草〉(ユリ科 ホトトギス属)
花期は ~10月。
日本では西表島だけにわずかに自生する。
園芸栽培されているのはホトトギスとの交雑品も多いといわれている。
茎は普通、屈曲し、無毛かわずかに毛がある。
葉は互生し、長さ8-13cm、幅2.5-4.5cmの倒被針形又は狭い楕円状披針形~倒卵形、
葉表は無毛に近く、葉裏は有毛、特に脈に沿って多い。
葉の基部は茎を抱き、縁に毛があり、先は尖る。
茎頂又は葉腋の集散花序にまばらに花をつける。
小花梗は長さ1-6cm、有毛。
花はトランペット形、花被片は斜め上向きに開き、青紫白色、
縁が濃く、表面に濃い紫色の斑点があり、披針形又は倒披針形~惰円形、長さ2-2.5cm、
裏面はやや暗紫色を帯び、まばらに毛がある。
花被片の内面基部の橙色の斑紋はやや不明瞭、基部の両側の膨らみが黒色を帯びる。
花柱や柱頭、花糸にも斑点がある。
- 三河の野草 -
【②葉は倒被針形又は狭い楕円状披針形~倒卵形、先はとがり、基部は茎を抱く】
15.9.21 撮影
【③花被片は斜め上向きに開き、青紫白色】
15.9.21 撮影
【③を拡大しました - 花柱や柱頭、花糸にも斑点がある】
15.9.21 撮影
「花柱は深く3裂して平らに開き、裂片はさらに2浅裂し、腺毛状の突起が多数ある」
【④花被片の内面基部の橙色の斑紋はやや不明瞭】
15.9.21 撮影
【④を拡大しました】
15.9.21 撮影
【⑤今日開花しているのは1個体だけでした】
15.9.21 撮影
* * * * * おまけ* * * * *
【⑥ヤマジノホトトギス - 6月に開花し、場所によっては今も咲いています】
15.9.11 撮影
【⑥を拡大しました - ほかを期待しましたが、紛れもないヤマジノホトトギスでした】
15.9.11 撮影
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当初『ホトトギス』として書きましたが、精査の結果10月27日、『タイワンホトトギス』と改めました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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