ホソバウンラン Linaria vulgaris〈細葉海蘭〉(オオバコ科 ウンラン属)
花期は 5月~。
路傍や林縁に生える多年草。北アメリカ原産。
茎は直立して高さ30-100cm、無毛。
葉は下部のものは3~4枚輪生または対生、上部では互生、
線形で長さ1.5-8cm、幅1-3mm、先は尖り、
下部は次第に細くなって不明瞭な柄となり、無毛。
枝先の総状花序に多数の花をつける。
苞葉は線形で長さ4-15mm。花柄は長さ3-6mm、無毛。
萼は基部近くまで5裂し、裂片は被針形で先は尖る。
花冠は仮面状唇形、長さ1-1.5cm、黃色、
花喉に2個のオレンジ色の斑紋があり、
基部に後方に伸びる長さ1cmほどの距がある。
【②道路から望遠レンズで撮りました】
16.5.14 撮影
【②を拡大しました】
16.5.14 撮影
【③以下は、友人の助けを借りて、斜面の上に登って撮りました】
16.5.14 撮影
【④茎は直立して高さ30-100cm】
16.5.14 撮影
【④を拡大しました - 葉は上部では互生、線形で、先は尖り】
16.5.14 撮影
「下部は次第に細くなって不明瞭な柄となり、無毛」
【⑤ 枝先の総状花序に多数の花をつける】
16.5.14 撮影
【⑤を拡大しました - 花冠は仮面状唇形、長さ1-1.5cm、黃色】
16.5.4 撮影
「花喉に2個のオレンジ色の斑紋があり、基部に後方に伸びる長さ1cmほどの距がある」
初めて見た花、ホソバウンラン。まだ咲き始めで蕾がたくさんついて群生していました。
20年くらい前、道路を作った時に入った土に種子か根が混じっていたのだと思われます。
群落に近づくまでは竹やぶで、立木や竹の多くは頼ると折れてしまうので、青竹だけ摑んで
薮をくぐり抜けましたから、斜面ができて以来、初めて二人が歩いたのだろうと感じました。
見つけてくれた友人と、現地へ同行してくれた友人、二人には感謝しています。
開花確認が、ほぼ正確に記録できるのも、友人の協力があるからこそです。
ホソバウンランについた花番号は、『1437』。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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