1月23日 ホソバイヌワラビ


【@ 秋吉台では「陰湿林中に普通」の ホソバイヌワラビ】
13.1.14 撮影

     ホソバイヌワラビ(イワデンダ科 メシダ属) 夏緑性。
    葉は叢生し、やや二形となる。
    春に出る葉はやや広がってつき、胞子をつけず、
    夏に出る葉は直立し、胞子嚢群をつける。 葉柄は長さ15〜30cm。
    葉身は卵形〜長楕円形、2回羽状複生〜3回羽状全裂、尾状鋭尖頭、
    長さ50cmを超えるものもあり、やわらかい草質、葉身の上部に無性芽をつける。
    羽片は被針形、長さ18cmに達し、長さ2〜7mmの柄がある。
    小羽片は狭楕円形〜狭卵形、基部前側に耳が出る。裂片は鋭鋸歯縁。
    羽軸・小羽軸の表面には軟刺毛がある。
    胞子嚢群は中肋にやや近くつき、包膜は半月状か鉤形、ほぼ全縁から波状縁。
    東北地方から屋久島にかけての各地で、やや湿った林床などに生じる。

           【A羽片は被針形、長さ18cmに達し、長さ2〜7mmの柄がある
                         13.1.14 撮影
   【Aを拡大しました - 小羽片は狭楕円形〜狭卵形、基部前側に耳が出る。裂片は鋭鋸歯縁
                         13.1.14 撮影
                    【B胞子嚢群は中肋にやや近くつく
                         13.1.14 撮影
                 【C羽軸・小羽軸の表面には軟刺毛がある
                         13.1.23 撮影
              【Cを拡大しました - 羽軸・小羽軸の表面には軟刺毛がある
13.1.23 撮影

  画像Bまでを撮って、ホソバイヌワラビと確認したものの、
  「羽軸・小羽軸の表面には軟刺毛」が写っていないのが気にかかり、今日、確かめてきました。
  1月14日と同じ葉で、確かに刺は確認できましたが、
  夏緑性の上に積雪があったため、かわいそうな姿です。
  今年は写真展用の画像を撮らなくて良いのだから、
  キヨズミオオクジャク・ホソバイヌワラビなどの“一番きれいな時”を撮ろうと、今、反省しています。                        

                     
* * * * * おまけ * * * * *

            【アオイスミレが開花しました - 毎年一番早く開花する林縁で】
                         12.3.1 撮影                       

    今日までの開花確認は32種。昨年の1月23日には48種でだったので、随分少ない。
    昨年12月〜今日までの気候が、私が感じるだけではなく、春の花たちも寒いのでしょう。
    でも、アオイスミレは昨年より1カ月も早く、きれいな姿で咲きました。
    春はもうすぐ、今年も必ず来ます!

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