2022年 8月3日  ホンゴウソウ−2



【@美祢市観光協会の動画撮影や熱心な友人に同行したりで、今年は複数回撮影できましたが・・・】
22.8.2 撮影

          ホンゴウソウ Sciaphila nana〈本郷草〉(ホンゴウソウ科 ホンゴウソウ属) 
                                             花期は7〜9月。
         暗い林の下の落ち葉の間に生える多年生の菌従属栄養植物。
         地下に白色の根茎があり、細かい側根をまばらにつける。
         地下茎の高さは3-8cm、きわめて細く、径0.5mm以下である。
         葉は鱗片状で 狭卵形、長さ約1.5mm、茎とともに紫褐色をしている。
         7〜10月に、長さ0.5-2cmの総状花序をつくり、4〜15個の花をつける。
         苞は狭卵形。花序の下部に雌花、上部に雄花がつく。
         花柄は糸状で長さ約3mm。
         雄花は径約2mm。花被は紫紅色で深く6裂し、丸く反り返り、
         裂片のうち3個は狭卵形で大きく、他の3個は小さく、
         先が細長く伸びて、先端に球形の付属体をつけているが、これは早い時期に落ちる。
         雄蕊は3個で、大きい方の花被片と対生する。
         花糸は短く、基部は互いに合生している。
         雌花は径約1.5mmで、花被は6裂する。
         心皮は多数あって離生し、球状に集まっている。
         花柱は各心皮の腹面の上部につき、糸状で長さ約0.7mm。
         果実は、多数の心皮が集まった径約2mmの球形の集合果となる。
         種子は各心皮内に1個。
         本州(宮城県・栃木県・新潟県以西)〜琉球にややまれに分布する。
         1902年に三重県北部の楠町本郷の樹林内で発見されたので、
         牧野富太郎によって¥この和名がつけられた。
    
      − 改訂新版「日本の野生植物 1」 − 

         [山口県絶滅危惧TA類(CR)]

【@を拡大しました − 花序の下部に雌花、上部に雄花がつく
22.8 2 撮影
                                 
【A】
22.8 2 撮影

【Aを拡大しました −花序の下部に雌花、上部に雄花がつく
22.8. 2 撮影

【B】
22.8. 2 撮影
【Bを拡大しました −花序の下部に雌花、上部に雄花がつく
22.8 2 撮影


  「晴れた午前9時半」という最高の条件下でしたが、出来は最悪。
 まだ咲いているうちに、好条件の日があれば、一人で行って再挑戦しようかと思うのですが、
 「方向音痴のたこさん!無事行って帰れるの?」と、友人の声が聞こえるような・・・。


※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

次ページ

TOP