ヒヨドリバナ Eupatorium chinense 〈鵯花〉(キク科 ヒヨドリバナ属)
花期は6〜11月。
低山地の草原や林縁、ときに明るい林床に生える多年草。
根茎は短く肥厚する。
茎は単一か数本束生し、高さ(0.1-)0.3-1.6m、
まばらに曲がった毛が生え、上部で長い枝を分ける。
葉は対生して長さ0.3-1cmの柄があり、葉身は卵状長楕円形で
長さ4--18cm、幅1-6cm、短鋭尖頭、基部はくさび形で、
分裂しないかさまざまな程度に分裂し、縁には鋭鋸歯があり、
質やわらかくて光沢はなく、両面に曲がった短毛があり、
裏面には腺点があることが多い。
花期は8〜9月。
頭花は枝先に頂の平たい散房状に密に集まってつき、
総苞は長さ4-6mm、総苞片は鈍頭で背面は多少とも毛がある。
小花は白色で花冠は長さ2.5-5mm。
痩果は長さ2.5-3mm、腺点と毛がある。冠毛は汚白色で長さ2.5-5.5mm。
北海道〜九州、朝鮮半島、中国に広く分布する。。
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− 改訂新版「日本の野生植物 5」 −
【@を拡大しました − 「小花は白色」なので別種とすることに】
21.9.30 撮影
【A「葉は対生して長さ0.3-1cmの柄があり」】
21.9.30 撮影
【B「小花は白色で」】
21.9.30 撮影
これまでヒヨドリバナとしてきましたが、
小花が淡紅紫色のヒヨドリバナに、花番号「1604」をつけました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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