3月17日 ヒトリシズカ・イチリンソウ 開花 


ヒトリシズカ〈一人静/別名ヨシノシズカ〉(センリョウ科 センリョウ属) 
                                    花期は3〜4月。
花を静御前の美しい舞い姿に例えたもの。
山地の林内に生える多年草。
茎は叢生し、紫褐色で数個の節があり、高さ20〜30cm。
茎頂に2対の葉が十字形に対生するが、間が接近しているので輪生しているよう
に見える。葉身は楕円形〜広楕円形で、先は急に狭まってとがり、ふちには先が
とがった鋸歯がある。葉が開く前に、長さ3cmほどの穂状花序を1個頂生する。

【きょう確認できたのはこの個体だけ】
   10.3.17 撮影
大雪での倒木は除かれていましたが、15〜16日の強風で倒れたアカマツに林道がふさがれ、
このヒトリシズカを見たい一心で、トコトコと歩いてたどり着いた甲斐がありました。


イチリンソウ〈一輪草〉(キンポウゲ科 イチリンソウ属) 花期は3〜4月。
 花を1個花茎に頂生することによる。
山地やふもとの林縁に生える高さ10〜30pの多年草。
葉は3個。2回羽状複葉で、さらに細裂する。
茎頂に花茎を1個出し、先端に直径約4pの花を1個開く。
花弁はなく、花弁状の萼片5〜6個で内面は白色、外面は紅紫色〜淡紅色を帯びる

   
             【初めて見た川岸で群生しているイチリンソウです】        
 10.3.17 撮影

  
「あれ、イチリンソウだよ」に双眼鏡で確認しました。同行の友人の視力に感謝。  
10.3.17 撮影
雑木林と川の間の狭いスペースなので、怖くて、足の裏がむずむずしながら撮りました。

* * * * * * 近くの草むらで * * * * * *

  
ツクシ  
10.3.17 撮影

 風がなく快晴の空。こんな日が続くと一気に春が進みますが、今年はめまぐるしく天気が変わるし気温の上下も激しいので、一気に開花とはいきません。
 きょう開花確認した花は、ほかにミツバツチグリ・キジムシロ・ルリムスカリ・スイバ・ササの花でした。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。