ヒルザキツキミソウ Oenothera speciosa〈昼咲月見草〉
(アカバナ科 マツヨイグサ属) 花期は5〜8月。
夜だけでなく昼間も花を開いていて、ツキミソウに似ていることによる。
北アメリカ原産の多年草で、大正末期ごろ鑑賞用に渡来し、
現在では日本各地に野生化しているものもある。
茎は白い短毛が多く、高さ30-60cmになる。
茎の下部は木質化することが多い。
葉は互生し、長さ5-7cmの線状被針形で、ふちには浅い鋸歯がある。
茎の下部の葉は羽状に浅く裂ける。
花は白色または淡紅色で直径約5cm。
蕾の時は下を向いているが、開くと上を向く。
花弁は広倒卵形で、基部は黄色を帯びる。
花が白色のものはしぼむと淡紅色になる。
果実は刮ハだが、日本では結実しない。
花が初めから淡紅色のものをモモイロヒルザキツキミソウ var.childsii
として分ける場合もある。
− 山渓ハンディ図鑑1「野に咲く花」 −
【A】
18.6.3 撮影
【Aを拡大しました − 葉は互生し、線状被針形で、ふちには浅い鋸歯がある】
18.6.3 撮影
【Aを拡大しました − 花は白色または淡紅色で直径約5cm】
18.6.3 撮影
【B夕方近くに撮ったため、花はしぼみかけています】
18.6.3 撮影
【Bを拡大しました − 夜だけでなく昼間も花を開いている】
18.6.3 撮影
「昼に咲く月見草」ではなく、「昼も咲いている月見草」。だから夕方にはしぼみかけているのですね。
きれいに開いた花を撮るのを宿題にします。
実はヒルザキツキミソウは2002年に書いたきりで、表示できない状態になっているのを知り、
慌てて撮ってきて書いたのです。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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