ヒロハイヌノヒゲ〈広葉犬の髭〉(ホシクサ科 ホシクサ属) 花期は9〜10月。
水田や湿地に生える1年草。
葉は多数叢生し、長さ9〜17cm、幅0.5〜1cmの披針状線形。
花茎は5稜があってややねじれ、高さ5〜20cmになる。
頭花は直径7〜9mmの半球形で淡褐色。
総苞片は頭花より短い。
雌花の萼片と花弁の内側に毛があるほかはほとんど無毛。
【@を拡大しました - 雨だったので長靴・傘差しで撮りました】
12.9.10 撮影
【A撮り直しに来て、ニッポンイヌノヒゲではなく、ヒロハイヌノヒゲと判明しました】
12.9.11 撮影
【B葉はびっしりと生えているので、かき分けて撮影】
12.9.11 撮影
【C】
12.9.11 撮影
【D花茎は5稜があってややねじれ】
12.9.10 撮影
【E】
12.9.11 撮影
【Eを拡大しました - 頭花は直径7〜9mmの半球形で淡褐色】
12.9.11 撮影
※ホシクサ属の花のつくり
・葉の間から花茎を何本も伸ばし、先端に頭花を1個つける。
・頭花の基部には総苞がある。
・総苞片は頭花よりながいものや短いもの、形・質ともさまざまで、区別点の一つになっている。
・頭花は長さ2〜5mmの小さな花が集まったもので、雄花と雌花が混じってつく。
・ホシクサ属の分類では花の各部の形質が重視されているが、肉眼でも識別できる総苞片は
ともかく、萼や花弁となると顕微鏡が必要で、種を見分けるのは難しい。
「秋吉台国定公園の高等植物」に、ここの場所と『水湿地に稀』とあり、大いに助かりました。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
|