2018年 9月29日  ヒロハフウリンホオズキ



改訂新版「日本の野生植物5」 の記述に、
「〈センナリホオズキ〉の和名は、ヒロハフウリンホオズキとヒメセンナリホオズキのどちらを指しているのか分からない」
     と、あるので、従来センナリホオズキとしてきたのは、ヒロハフウリンホオズキと判断し、
花番号0728「センナリホオズキ」を 「ヒロハフウリンホオズキ」に変更しました。



【@茎は多くの枝を分け横に広がり
15.9.19 撮影

       ヒロハフウリンホオズキ Physalis angulata L.var.angulata〈広葉風鈴酸漿〉
                            (ナス科 ホオズキ属) 花期は7〜9月。
     一年草。茎は多くの枝を分け横に広がり、高さ20-90cm、水分に富みほとんど無毛。
     葉は卵形で、長さ2.5-6cm、先はとがり、縁に不ぞろいな鋭鋸歯があり、両面無毛。
     花は葉腋に1個つけ、花柄は花時に長さ5-15mmあり、
     花は横またはやや上を向いて開く。
     花時の萼は裂片も含めて長さ4-5mm、裂片は長さ2-2.5mm。
     花冠は7-10mmあり、内面中央が褐色を帯びることはあるが、
     顕著な濃紫色の斑はない。
     葯は長さ約2mm。果柄は長さ10-20mm。
     萼は果時に大きくなって長さ2-3cm、10稜があり、緑色、ときに脈が褐色を帯びる。
     液果は球形で径約12mm。
     北アメリカ原産で、本州(関東地方以西)〜琉球、小笠原諸島に帰化。
     葉の形や花の大きさに変化がある。
      − 改訂新版〈日本の野生植物5」 −

【@を拡大しました】
15.9.19 撮影
                                 
【@を拡大しました − 水分に富みほとんど無毛
15.9.19 撮影

【A葉は卵形で、先はとがり、縁に不ぞろいな鋭鋸歯があり、両面無毛
15.9.19 撮影

【Aを拡大しました − 花時の萼は裂片も含めて長さ4-5mm、裂片は長さ2-2.5mm
15.9.19 撮影

【B萼は果時に大きくなって長さ2-3cm、
15.9.19 撮影

Bを拡大しました − 10稜があり、緑色、ときに脈が褐色を帯びる
15.9.19 撮影

 今年は、開花確認はしたもののキチッとした画像がないので、古い画像で日記を書きました。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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