5月19日 ヒレアザミ 


【@川土手で数株生えているのを見つけました】
   09.5.19 撮影
一見「痩せたノアザミ」と通り過ぎましたが、「ハッ!」と、引き返しました。
   
 ヒレアザミ〈鰭薊〉(キク科 ヒレアザミ属) 花期は5〜7月。
道ばたや河原の土手などに生える高さ60〜120cmの2年草。
ユーラシア大陸に広く分布しているので、日本のものは古い時代に帰化したものと考えられている。
茎には凸凹のある2条の明瞭な翼(ひれ)があり、翼には長さ3〜4mmの鋭い刺が密生する。
根生葉は花期には生存しない。
茎葉は楕円形で長さ5〜30cm、羽状に中〜深裂し、裂片は5〜8対、ふちには刺が多数ある。
頭花は紅紫色で直径2〜2.5cm、枝先に3〜5個が密集してつくか単生する。
総苞は卵状球形、総苞片は7〜8列、線状で斜上〜開出し、先端には長さ2mmにもなる鋭い刺がある。 

                                         
【A茎には凸凹のある2条の明瞭な翼(ひれ)がある
 09.5.19 撮影
頭花は枝先に3〜5個が密集してつくか、単生する

  
【Aを拡大しました】  
09.5.19 撮影
「頭花は全て筒状花で、深く5裂する」

【Aを拡大しました】
09.5.19 撮影
総苞片は7〜8列、線状で斜上〜開出し、
先端には長さ2mmにもなる鋭い刺がある。


【B茎には凸凹のある2条の明瞭な翼(ひれ)があり
09.5.19 撮影

【Bを拡大しました】
09.5.19 撮影
「翼には長さ3〜4mmの鋭い刺が密生する

茎葉は楕円形で羽状に中〜深裂
09.5.19 撮影
「裂片は5〜8対、ふちには刺が多数ある」

 ヒレアザミを実際に見たのは、10日前に訪れた帝釈峡が初めてでした。
 きょうは、夕方時間を気にしながら早足で歩いていましたので、もし実際に見ていなかったらそのまま通り過ぎていたことでしょう。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。