ヒオウギ Iris domestica〈檜扇〉(アヤメ科 アヤメ属) 花期は7〜8月。
山地の草原に生えるが、鑑賞用に栽培もされる多年草。
葉は幅広い剣状で、その並び方が檜扇に似ているのでこの名がある。
葉は長さ30-50cm、幅2-4cm、先が長くとがり、緑色で多少紛白を帯びる。
花茎は高さ60-100cm、上部が2〜3分枝し、
枝端に数個の膜質の苞がつき、その中から2〜3花が出る。
花は径3-4cm、花被片は狭長楕円形、
橙色で内面に暗赤色の斑点があり、内片はやや幅が広い。。
3個の雄しべは花柱を囲んで立ち、葯は線形で黄橙色、
長さ10mm内外で底着する。
刮ハは倒卵状楕円形で長さ約3cm。
種子は球形で直径5mm、
黒色で光沢が強く、〈うば玉〉または〈ぬば玉〉と呼ばれる。
− 改訂新版「日本の野生植物 1」 −
【@を拡大しました − 枝端に数個の膜質の苞がつき、その中から2〜3花が出る】
17.11.3 撮影
【A その漆黒さはあまりにも黒いので、古来より「黒」の枕詞として使われた(山に咲く花)】
17.11.3 撮影
* * * * * こんな時もありました* * * * *
【B今年の開花確認画像です】
17.7.13 撮影
【Bを拡大しました − 花茎は高さ60-100cm、上部が2〜3分枝し】
17.7. 13 撮影
【Bを拡大しました − 花は径3-4cm、橙色で内面に暗赤色の斑点があり】
17.7.13 撮影
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今年は、ヒオウギの花が、あちこちでたくさん見られました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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