2021年 7月12日  ヒオウギ



【@ 毎年、夏休み直前に開花しています − 遊歩道わきの草地で 】
21.7.12 撮影

             ヒオウギ Iris domestica〈檜扇〉(アヤメ科 アヤメ属) 花期は7〜8月。
           山地の草原に生えるが、鑑賞用に栽培もされる多年草。
           葉は幅広い剣状で、その並び方が檜扇に似ているのでこの名がある。
           葉は長さ30-50cm、幅2-4cm、先が長くとがり、緑色で多少紛白を帯びる。
           花茎は高さ60-100cm、上部が2〜3分枝し、
           枝端に数個の膜質の苞がつき、その中から2〜3花が出る。
           花は径3-4cm、花被片は狭長楕円形、
           橙色で内面に暗赤色の斑点があり、内片はやや幅が広い。
           3個の雄しべは花柱を囲んで立ち、葯は線形で黄橙色、
           長さ10mm内外で底着する。
           刮ハは倒卵状楕円形で長さ約3cm。
           種子は球形で直径5mm、
           黒色で光沢が強く、〈うば玉〉または〈ぬば玉〉と呼ばれる。
            − 改訂新版「日本の野生植物 1」 −

                          

【@を拡大しました −葉が扇状に出ます − 葉は先が長くとがり、緑色で多少紛白を帯びる
21.7.12 撮影
                                 
【A花茎は高さ60-100cm、上部が2〜3分枝し、
21.7.12 撮影

【Aを拡大しました −枝端に数個の膜質の苞がつき、その中から2〜3花が出る
21.7.12 撮影

【B花被片は狭長楕円形、橙色で内面に暗赤色の斑点があり、内片はやや幅が広い
21.7.12 撮影
「3個の雄しべは花柱を囲んで立ち、葯は線形で黄橙色

 梅雨のさなかにコオニユリが、夏休み直前にヒオウギが咲き、秋吉台に今年も夏が来ました。


※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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