ヒナノシャクジョウ Bumannia championii〈雛の錫杖〉 (ヒナノシャクジョウ科 ヒナノシャクジョウ属) 花期は7〜9月。
繊細な白色または淡黄色の菌従属栄養多年草で、高さ3-15cm。
根茎は球状にふくれ、多数のひげ根がある。
茎は単立し、鱗片葉は狭卵形から卵形でまばらに互生し、長さ1.5-4mm。
花は8〜10月、花序柄の先端に2〜10個がやや頭状に集まる。
苞は長さ約3mm。
花は白色、柄がなく、長さ6-7.5mm。
花被片は基部で筒状に合着し、翼がなく、
外花被裂片は三角形で直立、長さ1.5mm内外、内側は黄色。
内花被片はへら形で小さい。
雄しべは3個、外花被片と互生し、内花被片の下部につき、
花糸はほとんどない。
刮ハは倒卵円形で長さ2.5mm内外。
本州(関東以西)・四国・九州・屋久島と沖縄島に見られ、
台湾・中国(南部)・マレーシア・タイ・インドネシア・ニューギニア・
インド・スリランカに分布する。
− 改訂新版「日本の野生植物 1」 −
[山口県絶滅危惧TA類]
【@を拡大しました −花は白色、柄がなく、長さ6-7.5mm 】
22.8 2 撮影
【A秋吉台のヒナノシャクジョウは、柄が図鑑のようには長くありません】
22.8 2 撮影
【B花序柄の先端に2〜10個がやや頭状に集まる】
22.8. 2 撮影
【Bを拡大しました −花は白色、柄がなく、長さ6-7.5mm 】
22.8. 2 撮影
今年は観光協会の動画撮影と、完璧な画像を追求する友人に同行したりで、
何年ぶりかで複数回撮影に来ましたが、出来は・・・カメラに叱られそうです。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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