ヒナキキョウソウ Triodanis biflora〈雛桔梗草〉(キキョウ科 キキョウソウ属)
花期は5〜7月。
道端などに生える一年草。根は細い。
茎は直立し、高さ15-40cm、茎は下部でのみ枝分かれし、径1-2mm、
角ばって数本の稜があり、稜上に先の尖った白毛が生える。
葉は多数あり、無柄で互生し、
茎の下部では楕円形〜長楕円状披針形で、長さ1-3cm、
稜には低い鋸歯があり、基部は鈍形〜円形で茎を抱かず、
縁と裏面脈上に白毛があり、
茎の上部では長楕円状披針形、鋭尖頭で長さ3-5mm。
花期は5〜7月。
花には開放花と閉鎖花がある。
開放花は少数で茎の上部の1〜数節の葉腋にのみつき、5数性。
萼筒は円筒形で、長さ4-5mm、幅1.5mm、脈上に短白毛がある。
萼裂片は長三角形で、長さは4-5mm、鋭尖頭、縁に白毛がある。
花冠は径約5mm、紫色。
閉鎖花は多数あり、茎の下部の節にもつき、花冠が小さく目立たない。
刮ハは円筒形で長さ4-6mm、上端から約0.5mm離れた側面の上部に
楕円形の長さ0.5-1mmの穴か開く。
本州(宮城県と神奈川県以西)〜九州に分布する。
原産地:北アメリカ。
− 「日本の帰化植物」 −
【@を拡大しました −茎は直立し、茎は下部でのみ枝分かれし、径1-2mm 】
22.6 12 撮影
【@を拡大しました −閉鎖花は多数あり、茎の下部の節にもつき、花冠が小さく目立たない】
22.6 12 撮影
【A葉の基部は鈍形〜円形で茎を抱かず】
22.6. 12 撮影
【Aを拡大しました −開放花は少数で茎の上部の1〜数節の葉腋にのみつき、5数性】
22.6. 12 撮影
「閉鎖花は多数あり、茎の下部の節にもつき、花冠が小さく目立たない」
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「花冠は径約5mm、紫色」
ですが、ほとんどが閉鎖花で、咲いても直径5mmの花。
今日は色がついた花を見ませんでしたが、数株のうちには咲いた花があったのかも。
もう一度行ってみます。
北アメリカ原産の帰化植物ヒナキキョウソウに、花番号「1613」がつきました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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