2016年 8月22日 ヒメノダケ |
ヒメノダケ Angelica cartilaginomarginata var.cartilaginomarginata 〈姫野竹/別名ツクシノダケ〉(セリ科 シシウド属) 花期は8〜11月。 日当たりのよい山地草原に生える多年草。 別名は九州に多いことによる。 茎は直立し、高さ50-80cmになり、上部で分枝する。 根生葉は柄があり、羽状複葉で、小葉はさらに羽状に分裂し、 白い不揃いの細かい鋸歯がある。 茎葉は互生し、羽状複葉でふちに細かい鋸歯がある。 小さな複散形花序に白色の小さな花をつける。 花弁の先は内曲する。中心の平たい部分は柱下体。 【Aヒメノダケではないかと、翌日、葉を見るために薮から引き出してみました】
ほかに一緒に入ってきた植物は、タカトウダイ・チダケサシ・ワレモコウなど。 ヒメノダケを私が見てきたのは、もっと下の遊歩道上でしたが、草刈りに負け、 ここ数年は葉さえ見られなくなっていました。 今年も複数回、丹念に探しても見つけられなかったのですが、草刈りされない薮の中で、 回りと競争するかのように大きく伸びて生きていたのです。 横に倒れ、高さは1mほどになっているものの、ヒメノダケの本来の姿を初めて見ました。 ※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |