ヘラオモダカAlisma canaliculatum〈箆面高〉
(オモダカ科 サジオモダカ属) 花期は7〜10月。
葉がへらのような形なのでつけられた。
水田や池などの浅い水中に生える多年草。
葉は根生し、葉柄がある。
葉身は披針形または狭長楕円形で、長さ10-30cm、全縁、毛がなく、
基部は次第に細くなり、葉柄に続いている。
花茎は高さ40-130cm。
花茎には3個ずつ枝が輪生し、枝にはさらに3個ずつ枝を輪生。
これを何度か繰り返し、先端に多数の両性花をつける。
花は直径約1cm。花弁は3個、卵円形で白色。
雄しべは6個で花糸は細く、葯は黄緑色。
【A葉は根生し、披針形または狭長楕円形で、全縁】
16.8.21 撮影
【B花茎には3個ずつ枝が輪生し、枝にはさらに3個ずつ枝を輪生】
16.8.21 撮影
【Bを拡大しました − これを何度か繰り返し、先端に多数の両性花をつける】
16.8.21 撮影
【Bを拡大しました −花は直径約1cm。花弁は3個、卵円形で白色 】
16.8.21 撮影
【C 花茎には3個ずつ枝が輪生し、さらに3個ずつ枝を輪生を繰り返し、先端に両性花をつける】
16.8.21 撮影
【Cを拡大しました − 花弁は3個、卵円形で白色。雄しべは6個】
16.8.21 撮影
先日、ヘラオモダカを田の中で見つけたと思ったのですが、友人に指摘されてウリカワと分かりました。
何でそんな間違いをしたのか…。
秋吉台国定公園内では今、水田に生えているのは、雌雄同株であるオモダカばかりで、
両性花のヘラオモダカは、ここ以外の溝の中に生えているのを確認しました。
オモダカは水田、ヘラオモダカは溝、と、棲み分けていくのでしょうか。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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