2016年 8月23日  ヘラオモダカ



【@草で埋もれた小さな溝の中で見つけました − 道端から覗き込んで撮影】
16.8.21 撮影

             ヘラオモダカAlisma canaliculatum〈箆面高〉
                           (オモダカ科 サジオモダカ属) 花期は7〜10月。
           葉がへらのような形なのでつけられた。
           水田や池などの浅い水中に生える多年草。
           葉は根生し、葉柄がある。
           葉身は披針形または狭長楕円形で、長さ10-30cm、全縁、毛がなく、
           基部は次第に細くなり、葉柄に続いている。
           花茎は高さ40-130cm。
           花茎には3個ずつ枝が輪生し、枝にはさらに3個ずつ枝を輪生。 
           これを何度か繰り返し、先端に多数の両性花をつける。
           花は直径約1cm。花弁は3個、卵円形で白色。
           雄しべは6個で花糸は細く、葯は黄緑色。

【A葉は根生し、披針形または狭長楕円形で、全縁
16.8.21 撮影
                                 
【B花茎には3個ずつ枝が輪生し、枝にはさらに3個ずつ枝を輪生
16.8.21 撮影

【Bを拡大しました − これを何度か繰り返し、先端に多数の両性花をつける
16.8.21 撮影

【Bを拡大しました −花は直径約1cm。花弁は3個、卵円形で白色
16.8.21 撮影

【C 花茎には3個ずつ枝が輪生し、さらに3個ずつ枝を輪生を繰り返し、先端に両性花をつける
16.8.21 撮影

【Cを拡大しました − 花弁は3個、卵円形で白色。雄しべは6個
16.8.21 撮影

先日、ヘラオモダカを田の中で見つけたと思ったのですが、友人に指摘されてウリカワと分かりました。
何でそんな間違いをしたのか…。

秋吉台国定公園内では今、水田に生えているのは、雌雄同株であるオモダカばかりで、
両性花のヘラオモダカは、ここ以外の溝の中に生えているのを確認しました。
オモダカは水田、ヘラオモダカは溝、と、棲み分けていくのでしょうか。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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