7月4日  ヒメガマ(ガマ科)

 05.7.4 撮影
   
 ヒメガマ〈姫蒲〉 花期は6〜8月。
 池や沼、川のふちなどに群生する高さ1.5〜2mの多年草。上部の雄花穂と下部の雌花穂の間が離れて、軸が裸出しているのが特徴。雄花穂は長さ10〜30p、雌花穂は長さ6〜20pで、葉はガマより細く、幅0.5〜1p。
 

 この湿地でガマの穂が群生しているのは一昨年から見ていましたが、あまりにも見事なので、生け花材料用に植えているものと思いこんでいたのです。
 いつだったか、友人と休耕田に植えられる植物の話をしていて、
「ガマも植えるの?」 「だれが?そんなものを!」。
 今春からずっと見てきた別の池のガマが、今日見たら穂を出し、ガマとヒメガマがそれぞれ大きな群落を作っていることが分かり、続いてここに来てみたら、ここのはヒメガマでした。
  
                       【ヒメガマの花穂】                    
                        05.7.4 撮影

  上部の穂が太いのは花期の雄花穂、上部の穂が細いのは果期の雄花穂と思います。
            
                  【ガマの花穂―秋芳町の別の池で】                     
05.7.4 撮影

「雌花が集まった穂は長さ10〜20p、初め淡緑色、のちに褐色に変わる。
すぐその上に黄色の雄花の穂(長さ7〜15p)がつく」


ガマ、全体に小さいコガマ、見つけたいと思います。
                
 7月4日(月) 雨。
 長靴に傘を差して歩き、図鑑でしか見ていなかったヒメガマを見つけました。
 ヒメガマの花番号は902。 まだまだ見つけられそうな気がしてきました。