2014年 5月29日  ヒメフウロ



「山口県産高等植物目録」には『稀』、『帰化植物と思われる』とあります。
秋吉台にも生育場所がら帰化植物と思われるものがたくさん見られますが、
帰化植物図鑑に相違点の記載がなく、すべてが帰化植物なのか分かりません。

【@林縁で − 在来種と思いたい】
14.5.29 撮影

         ヒメフウロ Geranium robertianum 〈姫風露/別名シオヤキソウ〉
                               (フウロソウ科 フウロソウ属) 花期は5〜7月。
        石灰岩地に生える1年草または越年草。
        全体に腺質の開出毛があって粘つき、悪臭があり、
        この臭いが塩を焼いた臭いに似ているため、塩焼草の別名がある。
        茎は高さ20-60cmになり、よく分枝して、茎の基部は倒れ伏し、節から根を出す。
        葉は薄く、3全裂し、小葉はさらに深裂する。
        花は淡紅色で直径約1.5cm。
        萼片は長さ5-6mmで、外面に開出する腺毛がある。



【A花は淡紅色で直径約1.5cm
14.5.29 撮影
                                 
【B葉は薄く、3全裂し、小葉はさらに深裂する
14.5.29 撮影

【C】
14.5.29 撮影

【Cを拡大しました − 全体に腺質の開出毛があって
14.5.29 撮影

【Cを拡大しました − 萼片は長さ5-6mmで、外面に開出する腺毛がある
14.5.29 撮影


きょう撮った個体は在来種の特徴と合致していますが、

「日本帰化植物写真図鑑 第2巻」には、『ヒメフウロ(在来種あり)』とあり、在来種の記述しかありません。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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