ヒカゲスゲ Carex lanceolata〈日陰菅〉(カヤツリグサ科 スゲ属) 花期は3〜5月。
和名は「日陰に生えるスゲ」だが、日の当たる明るいところに多い。
山野のやや乾いた草地や疎林内にごくふつうに生える高さ10-40cmの多年草。
茎や葉は密に叢生して大きな株をつくる。
茎は細い3稜形で、上部はざらつく。
葉は幅1.5-2mmの線形。
葉鞘は赤褐色で、やや繊維状に裂ける。
小穂は茎の上部に3〜6個つき、直立する。
頂小穂は雄性で長さ1-1.5cm。
側小穂は雌性で長さ1-2cm。
苞は葉身が退化して、赤褐色を帯びた鞘だけになる。
雄小穂も雌小穂も鱗片は赤褐色を帯び、ふちは白っぽい膜質。
小花はまばらにつく。
果胞は鱗片より小さく、長さ約3mmの倒卵形で短毛が密生する。
上部は急に細くなって外側に曲がり、ごく短いくちばし状になる。
柱頭は3個。
花期:4〜6月 分布:北、本、四、九
− 増補改訂新版「野に咲く花」 −
【@を拡大しました −頂小穂は雄性で長さ1-1.5cm 】
19.3.20 撮影
【A小穂は茎の上部に3〜6個つき、直立する】
19.3.20 撮影
【Aを拡大しました − 側小穂は雌性で長さ1-2cm】
19.3.20 撮影
【B秋吉台では、この姿でよく見かけます】
19.3.20 撮影
【Bを拡大しました − 柱頭は3個】
19.3.20 撮影
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記録を始めたした花番号は、1年目で600余種の花を確認したのに、データが壊れて見られなくなり、
2003年に手書きの記録で復活させ、続けて記録しています。
2002年1月1日から見た順に番号をつけてきて、
0043…センボンヤリ、0044…オキナグサ、0041ヒカゲスゲ、0048…ベニヤマタケ。
1000…クサネム、1500…セリバオウレン。
花番号を番号を付けるようアドバイスをくれた友人Uさんには、本当に感謝しています。
当初は気づかなかったのですが、データの整理には重要で、
「19-0044-0320-1okinagusa」は、
2019年3月20日の1番目に保存したオキナグサなのです。
100種ずつフォルダを分けているので、
この画像を保存しているフォルダは、 「原画19-01」。
パソコンが扱えることにも感謝です。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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