2019年 3月21日  ヒカゲスゲ



【@山焼き後の草原で一番早く咲くヒカゲスゲ。今年の開花確認は3月1日でした】
19.3.20 撮影

          ヒカゲスゲ Carex lanceolata〈日陰菅〉(カヤツリグサ科 スゲ属) 花期は3〜5月。
        和名は「日陰に生えるスゲ」だが、日の当たる明るいところに多い。
        山野のやや乾いた草地や疎林内にごくふつうに生える高さ10-40cmの多年草。
        茎や葉は密に叢生して大きな株をつくる。
        茎は細い3稜形で、上部はざらつく。
        葉は幅1.5-2mmの線形。
        葉鞘は赤褐色で、やや繊維状に裂ける。
        小穂は茎の上部に3〜6個つき、直立する。
        頂小穂は雄性で長さ1-1.5cm。
        側小穂は雌性で長さ1-2cm。
        苞は葉身が退化して、赤褐色を帯びた鞘だけになる。
        雄小穂も雌小穂も鱗片は赤褐色を帯び、ふちは白っぽい膜質。
        小花はまばらにつく。
        果胞は鱗片より小さく、長さ約3mmの倒卵形で短毛が密生する。
        上部は急に細くなって外側に曲がり、ごく短いくちばし状になる。
        柱頭は3個。
        花期:4〜6月 分布:北、本、四、九
         − 増補改訂新版「野に咲く花」 −

【@を拡大しました −頂小穂は雄性で長さ1-1.5cm
19.3.20 撮影
                                 
【A小穂は茎の上部に3〜6個つき、直立する
19.3.20 撮影

【Aを拡大しました − 側小穂は雌性で長さ1-2cm
19.3.20 撮影

【B秋吉台では、この姿でよく見かけます】
19.3.20 撮影

【Bを拡大しました − 柱頭は3個
19.3.20 撮影

* * * * * * *

 記録を始めたした花番号は、1年目で600余種の花を確認したのに、データが壊れて見られなくなり、
 2003年に手書きの記録で復活させ、続けて記録しています。
 2002年1月1日から見た順に番号をつけてきて、

 0043…センボンヤリ、0044…オキナグサ、0041ヒカゲスゲ、0048…ベニヤマタケ。
 1000…クサネム、1500…セリバオウレン。

 花番号を番号を付けるようアドバイスをくれた友人Uさんには、本当に感謝しています。
 当初は気づかなかったのですが、データの整理には重要で、
 「19-0044-0320-1okinagusa」は、
 2019年3月20日の1番目に保存したオキナグサなのです。
 100種ずつフォルダを分けているので、
 この画像を保存しているフォルダは、 「原画19-01」。

 パソコンが扱えることにも感謝です。



※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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