2019年 9月21日  ヘラオモダカ



【@溝が埋めためられてできた小さなため池で、満開状態でした】
19.9.20 撮影

             ヘラオモダカAlisma canaliculatum〈箆面高〉
                           (オモダカ科 サジオモダカ属) 花期は7〜10月。
           水田、湿地、湖沼やため池の浅水域に生える抽水性の多年草。
           直立茎は短く太く肥大する。
           幼葉は無柄で、線形からわずかにへら形。
           成葉の葉身は両端が細くなる狭長楕円形、長さ5-30cm、幅2-4cm。
           葉身の下部はなだらかに葉柄につながり、
           その境界は明瞭でないことが多い。
           花茎は直立して水上に出て長さ30-80cm。
           第1節から出る第2次花序柄はふつう3個以上。
           これを繰り返して円錐花序をつくる。
           萼片は卵円形で、長さ2-3mm。
           花弁は、広卵形で長さ3-4mm、白色で基部は黄色、
           上縁に不規則な鋸歯がある。
           雄蕊は6個。花糸は糸状、葯は黄色。
           果実は長さ2-3mm、背部に2個の陵があり間に深い溝が1本ある。
           花期は日本では7〜10月。
           北海道~琉球、朝鮮半島・中国に分布する。
            − 改訂新版「日本の野生植物1」 −

【@を拡大しました − 葉身は両端が細くなる狭長楕円形、下部はなだらかに葉柄につながり、
19.9.20 撮影
「その境界は明瞭でないことが多い」
                                 
【A第1節から出る第2次花序柄はふつう3個以上
19.9.20 撮影

【Aを確認しました − 花弁は、広卵形で長さ3-4mm、白色で基部は黄色
19.9.20 撮影

【Aを拡大しました − 上縁に不規則な鋸歯がある
19.9.20 撮影

【B】
19.9.20 撮影

【Bを拡大しました −雄蕊は6個。花糸は糸状、葯は黄色
19.9.20 撮影

 オモダカは、あちこちの水田の縁で開花しているいるのを多数見ていますが、
 以前は主流だったヘラオモダカを今年見たのは、これが2個体目で、水田ではなく小さなため池です。 


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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