7月12日 ヘラノキ・コオニユリ
ヘラノキ〈箆の木〉(シナノキ科) 花期は7月。 山地に生える高さ8〜10mになる落葉高木。葉は互生し、卵形〜卵状長楕円形。先は尾状にとがり、ふちには鋭い鋸歯がある。葉腋から長さ4〜5pの集散花序を出し、淡黄色の花を10数個つける。総苞葉ほ長さ3〜5pの長楕円形。 一昨年、2003年の7月、木全体が花でクリーム色に染まった、高さ10m以上ある木を流れの向こうで見つけました。名前が分からないまま花は終わり、その年の秋、樹木医の先生に見てもらってヘラノキと分かりました。 昨年は、花が1つもつかなかったのです。 今年5月、たくさんつぼみがついているのを確認。 6月には咲くのではないかと思うほど花は目立ち、2〜3日置きに見に来て、待ちに待った開花は7月11日でした。 【上の画像を拡大しました】 「花序につく総苞葉の形からヘラノキの名がつけられた」 へらの真ん中辺りから花序が出ています。 (画像が悪くて。2003年の日記の方がよく撮れています) 【撮った中から花と葉を】 コオニユリ(ユリ科) 山地のやや湿ったところに生える高さ1〜1.5mの多年草。人里近くに生えるオニユリと比べ、全体にやせ型で茎は淡緑色、葉腋にむかご(珠芽)がつかない。花は普通数個がまばらにつき、やや小型で直径8pほど。 7月9日、あちこちで咲いたコオニユリを見たのに、どれもびっしょり濡れた深い草の中。 7月10日、雨の中で撮ってはみたものの、コオニユリに元気がないので日記を諦め。 7月11日、秋吉台で使える1時間足らずの時間を、ヘラノキ・コバギボウシの開花確認に。 やっと今日、日差しの下でコオニユリを撮ることができました。 【上の画像を拡大しました】 大好きな花、コオニユリ。 昨年は右手首の骨折で泣きました。今年は思う存分撮りましょう。 ヘラノキに近づくために長靴をはいても真下まで行けず、思う画像がありませんでした。 でも、水量が減りそうにはないし、ヘラノキの花は咲き進むのが速いし・・・。 技量のままの日記です。 |