ハシゴシダ〈梯子羊歯〉(ヒメシダ科 ヒメシダ属) 常緑性。
常緑性とされるが、寒地では枯れる。
根茎は地中を匍匐し、葉は多少混み合ってつき、高さ50cmばかりまで。
葉柄は長さ15〜35cm、わら色、有毛、基部は暗色で鱗片がある。
葉身は披針形、長さ20〜40cm、幅8〜12cm、鋭頭〜鋭尖頭、
基部が最も幅広いか、わずかに狭くなる。
羽片は羽軸近くまで切れ込み、基部は広いくさび形で無柄、
裂片は狭長楕円形、鋭頭、辺縁は全縁から波状縁、
小脈は単条、葉縁に達し、有毛。
葉質は、柔らかい紙質から草質、緑色〜黄緑色。
葉面は無毛、裏面に腺がある。
胞子嚢群は裂片の辺縁に近く、包膜は円腎形でやや密に毛がある。
本州(福島県南端・新潟県佐渡および関東地方以西)〜奄美諸島に至る各地で、
それほど深くない森林の林床にやや普通に生じ、暖地に多い。
【A葉身は披針形、長さ20〜40cm、幅8〜12cm、鋭頭〜鋭尖頭】
13.1.14 撮影
【Aを拡大しました - 羽片は羽軸近くまで切れ込み、基部は広いくさび形で無柄】
13.1.14 撮影
【B胞子嚢群は裂片の辺縁に近く】
13.1.14 撮影
【Bを拡大しました - 小脈は単条、葉縁に達し】
13.1.14 撮影
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