2020年 3月17日  ハルニレ



【@帰水の底に生えている古木を上から撮りました − 高さは30mくらいか?】
20.3.17 撮影

          ハルニレ Ulmus davidiana var.japonica〈春楡/別名ニレ〉
                             (ニレ科 ニレ属) 花期は3〜4月。
         北国の山地に多く見られ、よく植栽される。落葉高木。
         幹は直立して、大きいものは高さ35mにもなる。
         樹冠はほぼ円形。
         樹皮は暗灰褐色で、縦に不規則な裂け目がある。
         若い枝には毛が多い。
         葉は互生し、長さ3-15cmの広倒卵形倒卵状楕円形で、
         先は急にとがり、基部は左右不揃いのくさび形。
         ふちには重鋸歯があり、表面は脈がへこみ、ざらざらする。
         4〜5月、葉の開く前に、前年枝の葉腋に
         帯黄緑色の小さな両性花をが7〜15個束生する。
         翼果は黄緑色で長さ約1cmの広倒卵形。
         扁平で膜質の広い翼があり、先端はくぼむ。6月頃熟す。
         種子は長さ5-6mmで翼果の上部にある。
         用途:公園・街路樹、建築・器具・楽器材、薪炭
         分布:北、本、四(北部)、九、朝鮮、中国
          − 山渓カラー名鑑「日本の樹木」 −

         花被は長さ3mmほどの鐘形で、上部は浅く4裂する。
         雄しべは4個、花柱は2裂し、白い毛が密生する。
          −山渓ハンディ圖鑑3「樹に咲く花」 −

【A帰水に降りて見上げたら、こんな感じ 】
20.3.17 撮影
                                 
【Aを拡大しました −葉の開く前に、前年枝の葉腋に帯黄緑色の小さな両性花をが7〜15個束生する
20.3.17 撮影

【B 自生です。帰水以外では見たことがありません】
20.3.17 撮影

【Bを拡大しました − 100ミリマクロレンズではこれが限界】
20.3.17 撮影

【C上がりながら、一番近い小さな個体の枝を】
20.3.17 撮影

【Cを拡大しました −花被は長さ3mmほどの鐘形で、上部は浅く4裂する。雄しべは4個、花柱は2裂
20.3.17 撮影

【D 「今年こそ、望遠レンズで撮ろう!」
20.3.17 撮影

【D花被は長さ3mmほどの鐘形で、上部は浅く4裂する。雄しべは4個、花柱は2裂
20.3.17 撮影

* * * * * きょう開花していた他の2種を * * * * *

Eアオスゲ Carex leucochiora〈青菅〉(カヤツリグサ科 スゲ属)
20.3.17 撮影

【FチオノドクサChionodoxa〈別名:和名ユキゲユリ(雪解百合)〉(キジカクシ科 チオノドクサ属)
20.3.17 撮影


※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

次ページ

TOP