ハナヤクシソウ Youngia denticulata f. pinnatipartita〈花薬師草〉
(キク科 アゼトウナ属) 花期は9〜11月。
ヤクシソウのうち、多年草で葉が羽状に深く裂ける品種をハナヤクシソウという。
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ヤクシソウ C.denticulatum〈薬師草〉(キク科 アゼトウナ属) 花期は8〜11月。
山野の日当たりのよいところに生える高さ30-120cmの2年草。
根生葉はさじ形で柄があるが、開花時には枯れる。
茎葉は互生し、長さ5-10cmの長楕円形または倒卵形で、
ふちには浅い鋸歯があり、基部は後方に大きく張り出して茎を抱く。
枝先や上部の葉腋に直径1.5cmほどの黄色の頭花を数個ずつつける。
頭花は上向きに咲き、花後に花柄が曲がって下を向く。
【@を拡大しました − 頭花・上方の葉はヤクシソウと同様です】
13.10.17 撮影
【A茎の下方に付く葉】
13.10.17 撮影
【B中部の葉】
13.10.17 撮影
【C】
13.10.17 撮影
葉が羽状に切れ込んだ株は大きく、必ず頭花がついているし、
2年続いて同じ場所でハナヤクシソウが多数見られることは無く、
昨年撮った所では今年1株もありません。
これまで観察してきて私は、
ヤクシソウ(2年草)が、稀に3年目に葉が羽状に切れ込んでハナヤクシソウとなり、
その年で枯れる、短命な多年草では無いのかな、と考えています。
きょうの日記に使った2株が、来年生き残っているかどうか、見届けようと思っています。
来年も見られれば、私の考えは間違っていたということですよね。
※ 10月からDNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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