10月17日  ハナヤクシソウ



【@林道わきで】
13.10.17 撮影

      ハナヤクシソウ Youngia denticulata f. pinnatipartita〈花薬師草〉
                           (キク科 アゼトウナ属) 花期は9〜11月。
     ヤクシソウのうち、多年草で葉が羽状に深く裂ける品種をハナヤクシソウという。

                   
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      ヤクシソウ C.denticulatum〈薬師草〉(キク科 アゼトウナ属) 花期は8〜11月。
     山野の日当たりのよいところに生える高さ30-120cmの2年草。
     根生葉はさじ形で柄があるが、開花時には枯れる。
     茎葉は互生し、長さ5-10cmの長楕円形または倒卵形で、
     ふちには浅い鋸歯があり、基部は後方に大きく張り出して茎を抱く。
     枝先や上部の葉腋に直径1.5
cmほどの黄色の頭花を数個ずつつける。
     頭花は上向きに咲き、花後に花柄が曲がって下を向く。

                         

【@を拡大しました − 頭花・上方の葉はヤクシソウと同様です】
13.10.17 撮影

【A茎の下方に付く葉】
13.10.17 撮影

【B中部の葉】
13.10.17 撮影

【C】
13.10.17 撮影

   葉が羽状に切れ込んだ株は大きく、必ず頭花がついているし、
   2年続いて同じ場所でハナヤクシソウが多数見られることは無く、
   昨年撮った所では今年1株もありません。

   これまで観察してきて私は、
   ヤクシソウ(2年草)が、稀に3年目に葉が羽状に切れ込んでハナヤクシソウとなり、
   その年で枯れる、短命な多年草では無いのかな、と考えています。
   きょうの日記に使った2株が、来年生き残っているかどうか、見届けようと思っています。
   来年も見られれば、私の考えは間違っていたということですよね。
 


※ 10月からDNA分類体系準拠の新科名を書いています
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。


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