ハマクサギ Premna japonica〈浜臭木/別名トウクサギ・キバナハマクサギ〉
(シソ科 ハマクサギ属) 花期は 5~6月。
沿岸地に生える高さ2-10mになる落葉小高木。
幹は根元から分岐し、広卵形~円錐形の樹冠をつくる。
葉は対生し、長さ5-12cmの卵形または広卵形で、
ふちは全縁または上半部に粗い鋸歯がある。
質は薄く、悪臭があり。
ハエがこの臭いを嫌うのでハエを追い払うのに使われるという。
枝先に円錐花序を出し、淡黃色の小さな花をまばらにつける。
花冠は長さ8-10mmの筒状で、上部は4裂してやや唇状になる。
上部の裂片1個は幅が広く、下側の3個は幅が狭い。
雄しべは4個。雌しべは1個。柱頭は2裂する。
雄しべ・雌しべとも花冠から突き出ない。
果実は核果。直径3-3.5mmの球形で紫黒色に熟す。
【①を拡大しました】
16.5.30 撮影
【②葉は対生し、卵形または広卵形で、ふちは全縁または上半部に粗い鋸歯がある】
16.5.30 撮影
【③枝先に円錐花序を出し、淡黃色の小さな花をまばらにつける】
16.5.31 撮影
【③を拡大しました - 花冠は長さ8-10mmの筒状で、上部は4裂してやや唇状になる】
16.5.31 撮影
「上部の裂片1個は幅が広く、下側の3個は幅が狭い」
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ハマクサギは今回が初めての日記です。
書こうとしたら画像が足らず、うかうかしていると花が終わってしまうことを毎年繰り返しました。
「今年こそ!」と、全体像が撮れていなかったのですが、とにかく書きました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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