ハキダメギク Galinsoga quadriradiata〈掃溜菊〉(キク科 コゴメギク属) 花期は5~12月。 東京世田谷のはきだめで初めて見つかったことによる。 牧野富太郎の命名。 熱帯アメリカ原産の1年草。 茎は直立し高さ15-60cm、基部で分枝し花柄と共に開出毛ときに腺毛がある。 葉は対生し、卵形~卵状披針形で、顕著な3行脈があり、 縁には波状の低い鋸歯があり、両面に毛がある。 上部の枝先に直径約5mmの頭花を1個ずつつける。 頭花は周りに白色の舌状花が普通5個並び、内側に黄色の筒状花が多数つく。 舌状花は雌性、花冠は白色で先は浅く3裂、冠毛は鱗片状で、花冠の筒部とほぼ同長。
筒状花は両性、黃色、先が浅く5裂、冠毛の先は細く尖り、ふちは毛状に裂ける。
【①を拡大しました】
14.11.28 撮影
【②この寒波で植物体は枯死していました】
14.12.8 撮影
【②を拡大しました - やせ型で茎は細分枝して伸びているので、コゴメギクを期待していましたが】
14.12.8 撮影
【③果実(痩果)が写っています】
14.12.8 撮影
【③を拡大しました - 冠毛から、ハキダメギクのようです】
14.12.8 撮影
今回調べた5ヵ所のコゴメギク属は、いずれもハキダメギクで、関太郎先生に教えていただいた場所以外でコゴメギクを確認できませんでした。
ハキダメギクの今年の開花確認は5月26日ですから、コゴメギクの確認作業再開は、来年の入梅のころからになります。
私自身、やっていても楽しいと思ったことが無い地味な作業報告に、お付き合いくださって、ありがとうございました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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