ハイニシキソウChamaesyce prostrata〈這錦草〉
トウダイグサ科 ニシキソウ属) 花期は 6月〜10月。
熱帯アメリカ原産で、道ばたや芝生などに生える1年草。
茎は地上を這い、分枝が多く、長さ6.5-20cm、
上面に短毛があり、下面は無毛。
葉は対生し、長さ3.2-8mm、幅1.8-4.5mm、円頭〜微凹頭、
基部はゆがんだ鈍形〜切形、低鋸歯縁で、
表面は無毛、裏面は先端に多少毛があるか無毛。
上面の黒班はない。
杯状花序は普通葉または小型化した葉の節に1つずつ生じる。
刮ハは直径1.3mm、3稜に長さ約0.3mmの微細剛毛がある。
【A立ち上がった茎だけが数本ある株も − 『さび病』に侵されると、茎が直立する傾向がある 】
15.8.15 撮影
【@を拡大しました − 1つの茎から、這った茎と立ち上がった茎の両方が出ています】
15.8.15 撮影
【B地面を這った茎は】
15.8.15 撮影
【Bを拡大しました − ハイニシキソウです】
15.8.15 撮影
【C這った茎の裏面を − 茎の上面が有毛、裏面は無毛 − ハイニシキソウです】
15.8.16 撮影
【D同一株の立ち上がった茎を − 『さび病』に侵されると、茎が直立する傾向がある】
15.8.16 撮影
【Dを拡大しました − ハイニシキソウです】
15.8.16 撮影
【E − Dの葉裏側は】
15.8.16 撮影
【Eを拡大しました − 茎はハイニシキソウですが、葉裏にあるのは腺点?】
15.8. 16 撮影
【F花を散りばめたような、こんなにきれいなのもありました(葉裏のオレンジ色の斑点はさび病)】
15.8.16 撮影
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「ハイニシキソウで、地際で立ち上がった茎があり、
立ち上がった茎についた葉の裏面には花を散りばめたようなものが多数」を
『仮称:ハイニシキソウ変種』と付け、花番号『1405』をつけました。
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このたび齊藤さんが『雑草や野草がよ−くわかる本』に、
さび病に侵されたコニシキソウが載っているのを見つけられました。
「茎は地面を這うように広がりますが、『さび病』という病気に侵されると、茎が直立する傾向があります」と、あり、
写真は、
「サビ病に侵され茎が立ち上がったコニシキソウ」と、「その個体の葉の裏」として、オレンジ色のさび病の斑点が掲載されていました。
従って、8月16日の日記のニシキソウ属は「ハイニシキソウがさび病に侵されたもの」として、新しく見つけた花から除きました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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