ゴンズイ Euscaphis.japonica〈権萃/別名ゴゼノキ〉
(ミツバウツギ科 ゴンズイ属) 花期は5〜6月。
暖帯の二次林または林縁に生える落葉小高木。
高さ3-6m、ときに10mになる。
ふつう頂芽はできず、1対の仮頂芽から有花枝または無花枝を生ずる。
有花枝は先に花序、下部に2〜3対の葉をつけ、
無花枝は2〜3対の葉だけをつける。
葉は対生、奇数羽状複葉で、長さ10-30cm、幅6-12cm、
柄は長さ3-10cmで、中軸ともに毛がない。
小葉は狭卵形、かたくて表面に光沢があり、長さ5-9cm、幅2-5cm、
鋭尖頭、基部は円形ないし広いくさび形、裏面の中脈および側脈に短毛がある。
花期は5〜6月。
花序は長さ15-20cm、無毛、よく分枝して多数の花をつける。
花は黄白色、径3-4mm、花柄は長さ1-2mm。
萼裂片および花弁は楕円形、5個、長さ約2mm、ともに平開しない。
雄しべと花弁とほぼ同長、花糸は無毛、雌しべは雄しべと同長で、
3個の柱頭と花柱は互いに接着している。
袋果は1花から1〜3個を生じ、長さ1-1.3cm、
肉質で赤色に熟し、鎌状に曲がって反転し、太い条がある。
種子は1〜3個、径約5mm、黒色で強い光沢がある。
− 改訂新版「日本の野生植物 3」 −
【A真っ赤な果実が裂開し、黒い種子が出ていました】
17.11.30 撮影
【Aを拡大しました − 袋果は1花から1〜3個を生じ、長さ1-1.3cm】
17.11.30 撮影
【B肉質で赤色に熟し、鎌状に曲がって反転し、太い条がある】
17.11.30 撮影
【Bを拡大しました − 種子は1〜3個、径約5mm、黒色で強い光沢がある】
17.11.30 撮影
* * * * * こんな時もありました* * * * *
【C花期は5〜6月。花序は長さ15-20cm】
16.5.22 撮影
【Cを拡大しました −葉は対生、奇数羽状複葉で、小葉は狭卵形、かたくて表面に光沢があり 】
16.5. 22撮影
【Dよく分枝して多数の花をつける】
13.5.21 撮影
【Dを拡大しました −花は黄白色、径3-4mm。 雄しべと花弁とほぼ同長、雌しべは雄しべと同長 】
13.5.21 撮影
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気温が低く曇りや雨の天気で、秋吉台に行かない日が今日で3日目。
数年前までなら、このくらいの悪天候は気にならなかったのですが…。
ただ1つ残っていた日記に使える画像、ゴンズイの果実を使い、天候の好転を待つのみとなりました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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