5月15日  ギンリョウソウ・サンヨウアオイ

    ギンリョウソウ   05.5.15 撮影
   
 ギンリョウソウ〈銀竜草/別名ユウレイタケ〉(イチヤクソウ科) 花期は5〜6月。
 下向きにつく花とうろこ状の鱗片葉に包まれた姿を竜に見立てたもの。別名は薄暗い林の中に生える様子から。山地のやや湿り気のあるところに生える高さ20pほどの腐生植物。全体が白色で葉緑体を持たない。茎には葉の退化した鱗片葉が多数互生する。茎の先に下向きに花をつける。花冠の裂片は筒状で3〜5個。

 
 この林に入ったのは今日が2回目。
 昨秋の台風で道らしい道はほとんど見えない中、上り坂で1つだけ、小さいけれど真っ白なギンリョウソウが目に入りました。私が秋吉台でギンリョウソウを見たのはこれが初めてです。
 まだ花の先が開いていませんが、ここに再び来ることができるか自信がないので、新しく見つけた花に加えました。                   

                  サンヨウアオイ(ウマノスズクサ科)                    
                        05.5.15 撮影

 
サンヨウアオイ〈山陽葵〉 花期は5月。
 山地の林内に生える常緑の多年草。葉は長柄があり、広卵形で、先はややとがるが鈍頭。基部は深い心形。花は直径1.5〜2pの扁球形で、上部に6稜のふくらんだ部分がある。白い花柄が徐々にふくらみ、彎曲して萼筒に連なる。裂片は開出し、卵形で内面に横じわが入る。

            
 昨年から林でカンアオイの葉を見つけるたびに根元の花を確認し、サンヨウアオイを探してきました。
 ギンリョウソウを見つけた林で3株、かぼちゃの形をした萼筒、これがサンヨウアオイですね。

                    【上の画像を拡大しました】 

                 
 5月15日(日) 私の誕生日。 「秋吉台で見つけた花」写真展の最終日。
 何度か会場を覗いては“秋吉台のやまんば”さんと散策に出かけ、勉強と感動がいっぱい詰まった 1日になりました。