5月7日  ギンラン・クロバイ

    ギンラン     05.5.7 撮影
   
 ギンラン〈銀蘭〉(ラン科) 花期は5月。
 花が白いのでキンランに対してつけられたもの。林内に生える高さ10〜25pの多年草。葉は3〜6個互生し、基部は茎を抱く。茎頂に白色で長さ1pの花を数個つける。

 キンランと同じ環境に生え、キンランに比べるとずっと小さいギンラン。
 秋吉台にキンランは多いのに、ギンランはあまり見ることができません。
 1株だけ見つけていたギンランが昨年は姿を消してしまい、開花記録がなかったのが、きょう、2組の方に別々の情報をもらいました。
 2カ所とも複数生えていて、小さな白い花を咲かせていました。
  
                    【上の画像を拡大しました】                    
           
       「花は長さ1pほどで、あまり開かず、最盛期でもつぼみのように見える」

       2年ぶりに見たギンランですが、満足な画像は1枚もありませんでした。
                  
                     クロバイ(ハイノキ科)                        
05.4.30 撮影
 
クロバイ〈黒灰〉 花期は4〜5月。
 暖地の山地に生える高さ10mになる常緑小高木。葉は互生し、楕円形〜長楕円形で、先が尾状に長くとがり、厚くて光沢がある。葉腋に白い花が長さ3〜7pの穂になってつく。花は直径8oほどで、長い雄しべが目立つ。

                  
 1本だけ見つけているクロバイ。
 大きい木なのに昨年は全く花を咲かせませんでしたが、2年ぶりに白い花を見ることができました。
 秋吉台ではハイノキ科のクロバイ・ハイノキ・クロキは、「咲くときには花をたくさんつけ、翌年ほとんど花をつけない」を繰り返していますので、今年どれも花が賑やかだった分、来年はまた泣かなければなりません。
 せめて、全部の木が足並みを揃えるのではなく、どの株か、1年ずれてくれればいいのに。

                    【上の画像を拡大しました】 

                 
 5月7日(土) 15日までの「秋吉台で見つけた花」写真展が始まりました。
 準備が思うように進まず、直前に集中してやりましたので、きょうは4日ぶりの散策でした。
 あれもこれも開花しているはずと思うと気持ばかりはやり、3時間では一部の場所だけの開花確認に終わってしまいました。