ギンラン〈銀蘭〉(ラン科) 花期は5月。
花が白いのでキンランに対してつけられたもの。林内に生える高さ10〜25pの多年草。葉は3〜6個互生し、基部は茎を抱く。茎頂に白色で長さ1pの花を数個つける。
キンランと同じ環境に生え、キンランに比べるとずっと小さいギンラン。
秋吉台にキンランは多いのに、ギンランはあまり見ることができません。
1株だけ見つけていたギンランが昨年は姿を消してしまい、開花記録がなかったのが、きょう、2組の方に別々の情報をもらいました。
2カ所とも複数生えていて、小さな白い花を咲かせていました。
【上の画像を拡大しました】
「花は長さ1pほどで、あまり開かず、最盛期でもつぼみのように見える」
2年ぶりに見たギンランですが、満足な画像は1枚もありませんでした。
クロバイ(ハイノキ科)
05.4.30 撮影
クロバイ〈黒灰〉 花期は4〜5月。
暖地の山地に生える高さ10mになる常緑小高木。葉は互生し、楕円形〜長楕円形で、先が尾状に長くとがり、厚くて光沢がある。葉腋に白い花が長さ3〜7pの穂になってつく。花は直径8oほどで、長い雄しべが目立つ。
1本だけ見つけているクロバイ。
大きい木なのに昨年は全く花を咲かせませんでしたが、2年ぶりに白い花を見ることができました。
秋吉台ではハイノキ科のクロバイ・ハイノキ・クロキは、「咲くときには花をたくさんつけ、翌年ほとんど花をつけない」を繰り返していますので、今年どれも花が賑やかだった分、来年はまた泣かなければなりません。
せめて、全部の木が足並みを揃えるのではなく、どの株か、1年ずれてくれればいいのに。
【上の画像を拡大しました】
5月7日(土) 15日までの「秋吉台で見つけた花」写真展が始まりました。
準備が思うように進まず、直前に集中してやりましたので、きょうは4日ぶりの散策でした。
あれもこれも開花しているはずと思うと気持ばかりはやり、3時間では一部の場所だけの開花確認に終わってしまいました。
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