2019年 10月16日  ゲンノショウコ



【@今年はよく目立ちました − 長登の遊歩道上で】
19.10.14 撮影

         ゲンノショウコ Geranium thunbergii〈現の証拠/別名ミコシグサ〉
                        (フウロソウ科 フウロソウ属) 花期は5〜11月。
        山野の草地に生える高さ30-50cmの多年草。
        茎や葉柄に開出毛と下向きの屈毛があり、ときに上部に腺毛が混じる。
        根出葉は花期にはないかあっても少ない。
        茎葉の葉身腎形〜円形、幅1-8cm、下部の葉は5中〜深裂、
        上部の葉は3深裂し、裂片は卵形〜倒卵形で2〜6個の粗い鋸歯があり、
        上面および下面脈上に伏毛が生え、葉柄は長さ10cm。
        花期は7〜10月。
        花は茎頂や枝先に2個ずつつき、紅紫色〜淡紅紫色〜白色、
        径1-1.5cm、花序柄と花柄に開出毛と腺毛が密生する。
        萼片は長さ5-6mm、花弁より少し短く、3脈があり、先端は芒状にとがり、
        外面の脈上に開出毛と腺毛が密生する。
        葯は青色〜青紫色〜淡紅紫色、雄蕊は長さ約5mm。
        分果は長さ約2cm、短毛と腺毛が密生する。
        南千島・北海道〜九州・奄美大島に広く分布し、
        朝鮮半島・台湾・中国(中部)・ロシア極東地方にもある。
        別名のミコシグサとは、種子を飛ばした後、5個の分果が
        中軸を中心に並んだ様子が神輿に似ているため。
         − 改訂新版「日本の野生植物3」 −
        
        〈現の証拠〉
        下痢止めの民間薬として有名で、飲むとすぐに薬効があるとということによる。
         − 増補改訂新版「野に咲く花」 −
        

【@を拡大しました − もう、神輿がたくさんできています】
19.10.14 撮影
                                 
【A】
19.10.14 撮影

【Aを確認しました − 分果は長さ約2cm、短毛と腺毛が密生する
19.10.14 撮影

【B花は茎頂や枝先に2個ずつつき、紅紫色〜淡紅紫色〜白色、径1-1.5cm
19.10.14 撮影

【Bを拡大しました −葯は青色〜青紫色〜淡紅紫色、雄蕊は長さ約5mm
19.10 14 撮影


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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