ゲンノショウコ Geranium thunbergii〈現の証拠/別名ミコシグサ〉
(フウロソウ科 フウロソウ属) 花期は5〜11月。
山野の草地に生える高さ30-50cmの多年草。
茎や葉柄に開出毛と下向きの屈毛があり、ときに上部に腺毛が混じる。
根出葉は花期にはないかあっても少ない。
茎葉の葉身腎形〜円形、幅1-8cm、下部の葉は5中〜深裂、
上部の葉は3深裂し、裂片は卵形〜倒卵形で2〜6個の粗い鋸歯があり、
上面および下面脈上に伏毛が生え、葉柄は長さ10cm。
花期は7〜10月。
花は茎頂や枝先に2個ずつつき、紅紫色〜淡紅紫色〜白色、
径1-1.5cm、花序柄と花柄に開出毛と腺毛が密生する。
萼片は長さ5-6mm、花弁より少し短く、3脈があり、先端は芒状にとがり、
外面の脈上に開出毛と腺毛が密生する。
葯は青色〜青紫色〜淡紅紫色、雄蕊は長さ約5mm。
分果は長さ約2cm、短毛と腺毛が密生する。
南千島・北海道〜九州・奄美大島に広く分布し、
朝鮮半島・台湾・中国(中部)・ロシア極東地方にもある。
別名のミコシグサとは、種子を飛ばした後、5個の分果が
中軸を中心に並んだ様子が神輿に似ているため。
− 改訂新版「日本の野生植物3」 −
〈現の証拠〉
下痢止めの民間薬として有名で、飲むとすぐに薬効があるとということによる。
− 増補改訂新版「野に咲く花」 −
【@を拡大しました − もう、神輿がたくさんできています】
19.10.14 撮影
【A】
19.10.14 撮影
【Aを確認しました − 分果は長さ約2cm、短毛と腺毛が密生する】
19.10.14 撮影
【B花は茎頂や枝先に2個ずつつき、紅紫色〜淡紅紫色〜白色、径1-1.5cm】
19.10.14 撮影
【Bを拡大しました −葯は青色〜青紫色〜淡紅紫色、雄蕊は長さ約5mm 】
19.10 14 撮影
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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