ガマ Typha latifolia〈蒲〉(ガマ科 ガマ属) 花期は 6~8月。
池や沼、川のふちなどに群生する高さ1.5-2mの大型の多年草。
地下茎は横に長く伸びる。
葉は幅1-2cmの線形で、厚くて無毛。基部は鞘状になって茎を抱く。
茎の先に円柱形の花穂をつける。
下部は雌花穂で長さ10-20cmあり、そのすぐ上に雄花穂が接してつく。
雄花穂は雌花穂より細く、長さ7-12cm。
花粉は黃色で、4個ずつくっついている。
雌花穂ははじめ直径約6mmだが、
果期には子房の柄と花柱が長く伸び、直径1.5-2cmになる。
【①を拡大しました】
15.6.22 撮影
【②下部は雌花穂で、そのすぐ上に雄花穂が接してつく】
15.6.22 撮影
【②を拡大しました - 雄花穂は雌花穂より細く、長さ7-12cm】
15.6.22 撮影
【②を拡大しました - 花粉は黃色で、4個ずつくっついている】
15.6.22 撮影
【③巻き尺で測ってみました - 雄花穂12cm、雌花穂19cm】
15.6.23 撮影
【④葉は幅2.5cm】
15.6.23 撮影
花粉を実体顕微鏡で見てみたところ、いくつかがくっついて、かたまりになっているのは
分かりましたが、4個を確認することはできませんでした。
ですが、全体の高さ・花穂の長さ・葉の幅からコガマではなくガマと同定しました。
ガマについた花番号は、『1394』。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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