2017年 4月28日  フユザンショウ



【@例年3月末〜4月上旬に開花してきたのに、今年は花がついた株がなくて、今日やっと開花を確認】
17.4.28 撮影

         フユザンショウ Z.armatum〈冬山椒/別名フダンザンショウ〉
                             (ミカン科 サンショウ属) 花期は4〜5月。
        サンショウと違って冬も葉が残っていることによる名。
        山地に生える高さ1.5-3mの常緑低木。雌雄異株。
        日本では雄株は見られない。
        葉は互生。長さ9〜14cmの奇数羽状複葉で、葉軸には翼がある。
        小葉は1〜3対あり、長さ3-14cmの長楕円形または広被針形。質は厚い。
        葉腋に長さ2-5cmの花序を出し、淡黄色の小さな花をつける。
        花被片は8個、狭被針形で先は鋭くとがり、長さ約1mm。
        雌しべは基部で合着した2〜3個の心皮からなる。
        果実は2個の分果に分かれる。
        分果は直径5mmほどの卵球形で、8月に赤褐色に熟す。
        種子は長さ約4mmのほぼ球形で、光沢のある黒色。


【@を拡大しました − 雌雄異株。日本では雄株は見られない
17.4.28 撮影
                                 
【A葉腋に長さ2-5cmの花序を出し、淡黄色の小さな花をつける
17.4.28 撮影

【Aを拡大しました − 花被片は8個、狭被針形で先は鋭くとがり、長さ約1mm
17.4.28 撮影

【B雌雄異株。日本では雄株は見られない
17.4.28 撮影

【Bを拡大しました − 雌しべは基部で合着した2〜3個の心皮からなる
17.4.28 撮影


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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