フタマタマンテマ Silene dichotoma〈別名ホザキマンテマ・マンテマモドキ〉
(ナデシコ(科 マンテマ属) 花期は 5月。
道端や牧草地、道路のり面に生える高さ20-100cmの越年草。
東および東南ヨーロッパ原産。
茎は株立ちになり、全体に縮短毛がある。
茎の下部の葉はへら形〜被針形、長さ3-8cm、幅4-15mm、
基部は漸尖して柄となり、鋭頭、両面に粗毛が多い。
花序は基本的に2出集散花序で、
第一次の枝が長く伸び二叉状になるためこの名がある。
枝にはほぼ等間隔で5〜10花が総状につき、
枝の下方ではときに短い二次分枝が見られる。
萼筒は長さ1-1.5cm、10脈が翼状に張り出し、長毛が並ぶ。
花冠は白色または淡紅紫色、直径約1.5cm。花弁の弁状部は2深裂する。
【@を拡大しました − 花序は基本的に2出集散花序で、第一次の枝が長く伸び二叉状になる】
16.5.28 撮影
【@を拡大しました @−3. 枝にはほぼ等間隔で5〜10花が総状につき】
16.5.28 撮影
【A茎の下部の葉はへら形〜被針形】
16.5.28 撮影
【Aを拡大しました − 基部は漸尖して柄となり、鋭頭、両面に粗毛が多い】
16.5.28 撮影
【B】
16.5.28 撮影
【Bを拡大しました − 花冠は白色または淡紅紫色】
16.5.28 撮影
「花弁の弁状部は2深裂する」
【@を拡大しました −4.@の右上に写っている花序です】
16.5.28 撮影
この個体の花弁は、「2深裂」ではなく『2浅裂」です。
フタマタマンテマの花番号は、『1442』。
最初調べた「日本帰化植物写真図鑑」では「ホザキマンテマ」の種名で、
花序の枝が二叉状に長く伸びる特徴が書かれてなかったのです。
2巻に、『フタマタマンテマ』で、写真が替わり、「別名ホザキマンテマは…」との短い解説文。
平凡社の「日本の帰化植物」には、『フタマタマンテマ』別名ホザキマンテマ。
記録の種名を書き直しました。やれやれ。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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