2016年 5月28日  フタマタマンテマ



【@車道の道端で、倒れて生えているのを友人が見つけました】
16.5.28 撮影

         フタマタマンテマ Silene dichotoma〈別名ホザキマンテマ・マンテマモドキ〉
                               (ナデシコ(科 マンテマ属) 花期は 5月。
        道端や牧草地、道路のり面に生える高さ20-100cmの越年草。
        東および東南ヨーロッパ原産。
        茎は株立ちになり、全体に縮短毛がある。
        茎の下部の葉はへら形〜被針形、長さ3-8cm、幅4-15mm、
        基部は漸尖して柄となり、鋭頭、両面に粗毛が多い。
        花序は基本的に2出集散花序で、
        第一次の枝が長く伸び二叉状になるためこの名がある。
        枝にはほぼ等間隔で5〜10花が総状につき、
        枝の下方ではときに短い二次分枝が見られる。
        萼筒は長さ1-1.5cm、10脈が翼状に張り出し、長毛が並ぶ。
        花冠は白色または淡紅紫色、直径約1.5cm。花弁の弁状部は2深裂する。


【@を拡大しました − 花序は基本的に2出集散花序で、第一次の枝が長く伸び二叉状になる
16.5.28 撮影

【@を拡大しました @−3. 枝にはほぼ等間隔で5〜10花が総状につき
16.5.28 撮影

                                 
【A茎の下部の葉はへら形〜被針形
16.5.28 撮影

【Aを拡大しました − 基部は漸尖して柄となり、鋭頭、両面に粗毛が多い
16.5.28 撮影

【B】
16.5.28 撮影

【Bを拡大しました − 花冠は白色または淡紅紫色
16.5.28 撮影
「花弁の弁状部は2深裂する」

【@を拡大しました −4.@の右上に写っている花序です】
16.5.28 撮影

この個体の花弁は、「2深裂」ではなく『2浅裂」です。

    フタマタマンテマの花番号は、『1442』。
    最初調べた「日本帰化植物写真図鑑」では「ホザキマンテマ」の種名で、
    花序の枝が二叉状に長く伸びる特徴が書かれてなかったのです。
    2巻に、『フタマタマンテマ』で、写真が替わり、「別名ホザキマンテマは…」との短い解説文。
    平凡社の「日本の帰化植物」には、『フタマタマンテマ』別名ホザキマンテマ。
    記録の種名を書き直しました。やれやれ。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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