9月28日  フシグロ・ケフシグロ(ナデシコ科)

   フシグロ   05.9.1 撮影
   
 フシグロ〈節黒〉(ナデシコ科) 花期は8〜11月。
 低地から山地の日当たりのよい所に生える高さ30〜100pの2年草。茎は直立し、無毛で、節は暗紫色を帯びる。葉は披針形〜卵状披針形で、先は鋭形で、縁毛がある。茎頂や葉腋に白色の小さな花がつく。花弁の舷部は長さ2〜3oで、先が2裂する。
 

 秋吉台でフシグロを4カ所で見ていますが、花が1日中開いている・午前中には開いているが午後には閉じている・いつ見ても開いた花がないのに果実をたくさんつけている、と、場所によって様子が違います。
                    【上の画像を拡大しました】                    
                        05.9.1 撮影
                                 
    
「花柄の長さは不ぞろいで、1〜3p。花弁の舷部は白色で、2裂し、長さ2〜3o」
            ここのフシグロは、朝早く来ると開いた花が見られます。

                      【別の場所のフシグロ】                  
04.10.12 撮影

今年はまだ見つけていませんが、毎年撮ってきた龍護峰のフシグロ。
いつの時間帯に見ても、花が開いています。

【ケフシグロ】
05.9.26 撮影
 
 ケフシグロ〈毛節黒〉(ナデシコ科) 花期は6〜9月。
 ――茎、葉、花柄や萼に短毛を散生する品種をケフシグロという。
 

 9月22日、遊歩道のわきでフシグロがかたまって生えているのを見つけましたが、夕方だったので花は閉じかけていました。
 ここは、初めての場所だし、花がたくさんついているので、26日に撮り直しました。
 
                    【上の画像を拡大しました】 
05.9.26 撮影

「ケフシグロはフシグロの1変種で、花や果実の様子は全く同じ。
異なるところは、茎葉、花柄、萼に短毛を散生することだけ」

日記に書こうと、図鑑のフシグロの記述「茎は無毛で」を書いていて気づきました。
その日撮った株の茎は毛だらけでした。

【今日、もう一度よく見てきました】
05.9.28 撮影

花を撮って(左)、同じ部分を茎にピントを合わせて撮りました(右)。
                 
 「あれ、あれ?」という感じで、新しく1種加わりました。
 ケフシグロの花番号は930で、今年新しく見つけた花は75種になりました。
 
※ 花期は、私の秋吉台での記録をもとに書いていますが、
   新しく見つけた花は、図鑑に記載されている花期を書いています。