2021年 1月19日  フラサバソウ



【@今日、開花確認しました − 芸術村そばの梨園で】
21.1.19 撮影

         フラサバソウ Veronica hederifolia〈別名ツタノハイヌノフグリ〉
                       (オオバコ科 クワガタソウ属) 花期は1〜4月。
       畑や道ばたに生えるヨーロッパ・アフリカ原産の越年草。
       茎は下部で分枝して横に広がって、長さ10-20cmになり、まばらに長毛が生える。
       葉は下部の少数のものは対生し他は互生、
       葉身は長さ7-10mm、幅8-12mm、やや肉質でつやがあり、
       広円形で1〜2対の大きな鋸歯があり、立った長毛がまばらに生える。
       3〜5月、葉腋ごとに1花をつける。
       花柄は葉とほぼ同長。
       萼裂片は卵状三角形でとがり、縁には長白毛が生える。
       花冠は淡青紫色。浅い皿形で径2-2.5mm。
       痩果は球形で先は浅くへこみ、長さ幅とも2.5-3mm、1〜3個の種子がある。
       1867年にオランダ人Miquelが長崎から最初に報告し、
       1875にフランスの学者FranchetとSavatierが再報告した。
       その後イヌノフグリに誤同定されていたが、1937年に奥山春季が長崎から再報告した。
       和名フラサバソウの由来を奥山は、
       〈久内清孝しが口にしたもので、何々フグリでは面白くなく、
       FranchetとSavatierを記念した和名がないので献する〉と記録している。
       ヨーロッパ原産で、、北海道・本州・四国・九州に帰化。
        − 改訂新版「日本の野生植物5」 −
    

         

【@を拡大しました − 茎は下部で分枝して横に広がって、長さ10-20cmになり、まばらに長毛が生える
21.1.19 撮影
                                 
【A葉は下部の少数のものは対生し他は互生
21.1.19 撮影

【Aを拡大しました − 葉身はやや肉質でつやがあり、広円形で1〜2対の大きな鋸歯があり、
21.1.19 撮影
「立った長毛がまばらに生える」

【Aを拡大しました − 花冠は淡青紫色。浅い皿形で径2-2.5mm
21.1.19 撮影

 フラサバソウの花を毎年、初めて見た時に「今年の花は小さい」と感じるのですが、
 「浅い皿形で径2-2.5mm」で、今年も納得した次第です。

※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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