3月14日 フキ


ほろ苦い早春の味フキノトウは、苞に包まれたつぼみです。そのため開花確認に苦労します。雄株は花が終わると枯れ、
雌株は花のあと高さ50cmほどになり、白花で地味な存在から一転、我が世の春を謳歌します。 − 「秋吉台で出会った花」

【@雄株 − 咲き始め − 花序は密散房状
12.3.14 撮影

   フキ〈蕗〉(キク科 フキ属) 花期は2〜4月。
  山野の湿った林下や道ばたに生える多年草。雌雄別株。食用に各地で栽培される。
  葉は花後に地下茎の先に叢生し、腎円形で幅15〜30cm、縁に微凸状の歯があり、
  基部は深い心形。
  早春に、前年の葉叢の中心にとうができる。
  雄株では、花茎は高さ7〜26cm、苞は多数で長楕円形〜卵状長楕円形、
  花序は密散房状で、頭花は直径7〜10mm、全て両性の筒状花からなり、稔らない。
  雌株では、花茎に頭花を密散房状につけるが、のちに伸びて高さ70cmに達し円錐花序となる。
  頭花は直径7〜10mm、縁に多数の雌花、内に少数の両性花があるが、花粉はできない。
  淡緑色の苞に包まれた若い花茎がフキノトウ(雄株・雌株)。


           【@を拡大しました − 一つの頭花を − 頭花は直径7〜10mm
                         12.3.14 撮影
                 【A雄株 − 頭花の1つだけが満開状態の株】
                         12.3. 撮影
          【Aを拡大しました −頭花は全て両性の筒状花からなり、稔らない
                         12.3. 撮影
                     【B雄株 − 満開状態の株を】
                         12.3.14 撮影                         
【Bを拡大しました − 盛んに花粉を出している頭花を】
12.3.14 撮影

   【C雌株 − 花茎に頭花を密散房状につけ、のちに伸びて高さ70cmに達し円錐花序となる
                         12.3.12 撮影
                       「頭花は直径7〜10mm」

    【Cを拡大しました − 縁に多数の雌花、内に少数の両性花があるが、花粉はできない
                         12.3.12 撮影


※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。