フキ〈蕗〉(キク科 フキ属) 花期は2月〜4月。
山野の湿った林下や道ばたに生える多年草。雌雄別株。食用に各地で栽培される。
葉は花後に地下茎の先に叢生し、腎円形で幅15〜30cm、縁に微凸状の歯があり、
基部は深い心形。
早春に、前年の葉叢の中心にとうができる。
雄株では、花茎は高さ7〜26cm、苞は多数で長楕円形〜卵状長楕円形、
花序は密散房状で、頭花は直径7〜10mm、全て両性の筒状花からなり、稔らない。
雌株では、花茎に頭花を密散房状につけるが、のちに伸びて高さ70cmに達し円錐花序となる。頭花は直径7〜10mm、縁に多数の雌花、内に少数の両性花があるが、花粉はできない。
淡緑色の苞に包まれた若い花茎がフキノトウ(雄株・雌株)。
【帰り水の雄株】
09.3.7 撮影
【上の雄株の頭花を1つ】
09.3.7 撮影
「頭花は直径7〜10mm、全て両性の筒状花からなり、稔らない」
【雌株 ― 林縁で】
09.3.9 撮影
【上の雌株の花序】
09.3.9 撮影
【上の画像を拡大しました ― 1つの頭花】
09.3.9 撮影
「縁に多数の雌花、内には少数の両性花があるが、花粉はできない。」
フキは雌雄別株ですが、地下茎でつながっているため、辺り一面雄花ばかりだったり、
反対に雌花ばかりのことが多いです。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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