2019年 11月2日  フジバカマ



【@ほかの草と一緒に、大小合わせると数えられないほど群生していました −園地内の小川のほとりで 】
19.11.2 撮影

        フジバカマ Eupatorium jamonicum〈藤袴〉(キク科 ヒヨドリバナ属) 花期は 8〜9月。
       河川の氾濫原などの湿った草地に生える多年草で、
       しばしば観賞用に栽培される。
       根茎は横に長くはって盛んに分枝し、その先が立ち上がって茎を立てるために
       大きな群落をつくることがある。
       茎は直立するが基部はやや斜上し、高さ1-2m、無毛かわずかに毛があり、
       上部で斜上する枝を分ける。
       葉は短い柄があって長さ8-13cm、葉身は3深裂し、
       裂片は長楕円形または長楕円状披針形、質かたく光沢があり、
       表面は無毛か縁付近に短毛を散生し、
       裏面は無毛か脈上に伏した短毛を散生し、腺点はない。
       上部の葉は野生の型では分裂しないことが多い。
       花期は8〜9月。
       頭花は頂が平坦な散房状に密に集まってつき、強い芳香があり、
       総苞は長さ8mm内外で紅紫色を帯びる。
       小花は淡紫色か淡紅紫色で長さ4-6mm。
       本州〜九州、朝鮮半島・中国・ベトナムに分布する。
       日本では河原の開発のために野生のものは減少しており、
       準絶滅危惧(NT)に指定されている一方で、
       過去に栽培されたものが逸出している場所も多い。

       最近日本で栽培されるものは、野生の型に比べて葉の裂片が細く、上部の葉も全裂し、
       花序の枝がより急角度で斜上して紅色を帯び、花色の濃い型で、
       これをコバノフジバカマ(ニセフジバカマ)と名付け
       E.fortunei Turcz.の学名をあてて区別することもある。
       これに一致する型は中国南部に多く見られるが、中国における変異の大きさを考えると
       フジバカマから別種とするのは難しいと思う。
        − 改訂新版「日本の野生植物5」 −

【A最近日本で栽培されるものは、野生の型に比べて葉の裂片が細く、上部の葉も全裂し
19.11.2 撮影
                                 
【Aを確認しました −花序の枝がより急角度で斜上して紅色を帯び、花色の濃い型
19.10.2 撮影

【B葉は短い柄があって長さ8-13cm、葉身は3深裂し
19.11.2 撮影

【C葉の表面を】
19.11.2 撮影

【D葉の裏面を】
19.11.2 撮影

【Dを拡大しました −裏面は無毛か脈上に伏した短毛を散生し、腺点はない
19.11.2 撮影

【E頭花を上から − 頭花は頂が平坦な散房状に密に集まってつき、強い芳香があり
19.11.2 撮影
「総苞は長さ8mm内外で紅紫色を帯びる」


【Eを拡大しました − 頭花には5個の筒状花がある(増補改訂新版「野に咲く花」)
19.11. 2 撮影

【F全体が紅葉した株もたくさんありました】
19.11 .2 撮影

  ここは、10年ほど前から全然手が入っていませんが、以前は花壇だったのかもしれません。
  ほかの草の開花確認によく来る場所ですが、フジバカマの群生には気づきませんでした。
  植栽品の逸出に間違いないのですが、「見なかったことにしよう」が、できないほどの数でした。
  フジバカマには、花番号『1562』がつきました。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

次ページ

TOP