エゾニガクサ Teucrium veronicoides Maxim.var.veronicoides 〈蝦夷苦草/別名ヒメニガクサ〉(シソ科 ニガクサ属) 花期は7〜9月。
山地の草原にまれに生える多年草。
茎は高さ15-30cmで直立し、長さ1-2mmの開出する毛が多い。 葉は開出毛を密生する長さ1-2cmの葉柄があり、卵形〜広卵形で、 長さ2.5-4cm、幅1.5-2.5cm、先はややとがり、
基部は広いくさび形、またはときにやや浅心形となり、 細かい不斉の鋸歯がある。 花期は8月。 花穂は長さ4-11cm、一方向に偏ってまばらに淡紅色の花をつけ、 花序軸は開出毛を密生する。 花柄は長さ約1-3mm。 萼は短毛を密生し、上方にまばらに腺毛が混じり、 果時には長さ3.5-4mmで下向きになり、萼歯は先が鈍い。 花冠は長さ8mm内外。 分果は長球形で長さ約1.2mm。
北海道・本州(関東地方および長野県以北・山口県)九州(北部)、 朝鮮半島・中国(東北部・中部)・ウスリー南部に分布する。 絶滅危惧TB類(EN)。 − 改訂新版「日本の野生植物 5」 −
[山口県絶滅危惧TA類]
【@を拡大しました −タネは落ちて無くなっています 】
21.10.31 撮影
【Aそばで若い個体が固まって生えていました】
21.10.31 撮影
【Aを拡大しました 】
21.10.31 撮影
【Aを拡大しました −これが今後どうなっていくのか見逃さないようにします】
21.10.31 撮影
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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