エゾニガクサ〈蝦夷苦草〉(シソ科 ニガクサ属) 花期は6〜8月。 山地にややまれに生える多年草。 茎は高さ20〜30cmで直立し、長さ1〜2mmの開出する毛が多い。 葉は長さ2.5〜4cmの卵形〜広卵形で、先はややとがり、 基部はやや広いくさび形、ときにやや浅心形となり、1〜2cmの柄がある。 花穂は長さ3〜5cm、ごくまばらに一方向に偏って、淡紅色の花をつける。 萼は長さ3mm内外で、一面に腺毛がある。
花冠は1唇状で長さ8〜10mm、雄しべは4本で、湾曲して花外に突き出す。 [山口県絶滅危惧TA類]
【@の上部 − 全体の高さは15cmどです】
10.7.23 撮影
【@の花 − この花冠の長さは5〜6mm】
10.7.23 撮影
「花冠は1唇状で長さ8〜10mm」
【A 18日に開花確認した株】
10.7.18 撮影
【上の画像を拡大しました】
10.7.18 撮影
今日、このAの花は全て終わっていました。
今年エゾニガクサの様子を初めて見に来たのは7月4日。大きいものでも草丈が5cmほどしかなかったので、2回目は2週間後の18日に来たら3株開花していて、花が終わりかけた個体もありました。
18日に萼だけで花冠が見えなかったつぼみが今日23日には満開状態で、つぼみが見えなかった@は一つ開花していますので、エゾニガクサは、花の展開が大変早い草だと思います。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
|