エノコログサ Setaria viridis〈狗尾草/別名ネコジャラシ〉
(イネ科 エノコログサ属) 花期は 6〜11月。
花穂を小犬のしっぽに見立てたもの。
花穂で猫をじゃらすので、ネコジャラシという楽しい別名もある。
日当たりの良い道ばたや荒れ地などにごく普通に生える高さ30-80cmの1年草。
茎は基部で分枝して倒れ、上部は直立する。
葉は長さ10-20cm、幅0.5-1.8cmの線形。
葉舌は発達せず、毛の列になっている。
花序は長さ3-6cm、幅約8mmの円柱形で、直立または先端がやや垂れ、
緑色の小穂を密につける。
小穂は長さ2-2.5mmの卵形で、この仲間の中では最も小さく、
基部に0.5-1.2cmの緑色のまっすぐな剛毛が数個つく。
剛毛には上向きの微針があり、ざらざらする。
第一苞穎は短く、第二苞穎は小穂とほぼ同長。
【@を拡大しました − 花序は長さ3-6cm、幅約8mmの円柱形
15.9.3 撮影
【A茎は基部で分枝して倒れ、上部は直立する】
15.9.3 撮影
【B花序は直立または先端がやや垂れ、緑色の小穂を密につける】
15.9.3 撮影
「小穂は長さ2-2.5mmの卵形で、この仲間の中では最も小さい」
【Bを拡大しました − 小穂の基部に0.5-1.2cmの緑色のまっすぐな剛毛が数個つく】
15.9.3 撮影
昨年、イネ科を撮るよう心がけた結果、エノコログサを初めて日記に書くことができました。
* * * * * おまけ* * * * *
【Cアワコガネギクの様子を見に来たら − 茎は完全に枯れていましたが】
16.2.4 撮影
【Cを拡大しました − 若芽が大きくなって、はっきりキクと分かる葉に育っていました】
16.2.4 撮影
|
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
|