2017年 9月16日  チカラシバ



毎年開花確認してきた長登では開花が少し遅く、私は葉だけでチカラシバか分からないことに気づき、
葉を秋吉台日記で調べようとしたところ、チカラシバを日記に一度も書いていないことが分かりました。
今日は雨が降ったり止んだりで花序は濡れ、詳細が撮れないことが分かっていても、
とりあえず、全体の様子が分かればと、今日の日記を書きました。

【@茎は多数叢生して大きな株をつくる − 鞍掛山林道わきで】
17.9.16 撮影

         チカラシバ Pennisetum alopecuroides〈力芝/別名ミチシバ〉
                     (イネ科 チカラシバ属) 花期は 9〜11月。
        土にしっかりと根をはり、容易に引き抜けないほど丈夫であることによる。
        別名は道ばたに多いため。
        日当たりの良い草地に普通に生える高さ50-80cmの多年草。
        茎は多数叢生して大きな株をつくる。
        葉は根もとに集まり、長さ30-70cm、幅4-7mmの線形で
        かたくて、表面はざらつく。
        葉舌は発達せず、短い毛の列になっている。
        葉鞘はやや扁平で、上端長い毛がある。
        花序は長さ10-20cm、幅約2cmの円柱状で、
        基部に暗紫色の剛毛がある小穂を多数つける。
        小穂は長さ7-8mmの被針形で、小花が2個ある。
        第一苞穎はごく小さく、第二苞穎は小穂のほぼ半長。
        下部の小花は雄性で雄しべが3個あり、上部の小花は雌性。

【@を拡大しました】
17.9.16 撮影
                                 
【A葉は根もとに集まり、長さ30-70cm、幅4-7mmの線形
17.9.16 撮影

【Aを拡大しました】
17.9.16 撮影

【B花序は長さ10-20cm、幅約2cmの円柱状で
17.9.16 撮影

【C基部に暗紫色の剛毛がある小穂を多数つける
17.9.16 撮影


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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